- きくち
- 『僕らの音楽』よかったね。ゆずとやり取りしてる姿を見て、すごいミュージシャンシップを感じた。
- 水野
- 楽しかったです。おこがましいんですけど、ゆずさんがやって来たことが、自分たちに近い感じがしました。
- 吉岡
- あこがれてた人たちと一緒に、しかも音楽で話せるのがうれしくて。あれをやったことで、ひとつ上の意識を持てるようになった気がします。
- きくち
- スタッフはみんな聖恵ちゃんの声にやられて、いきものがかりのファンになってたよ。かわいかったし。
- 吉岡
- うれしいですねえ~。普段、男子メンバーから女扱いされないので。
- 水野
- 娘扱いしちゃってるから(笑)。
- きくち
- (笑)。郷ひろみさんとやった『MUSIC FAIR』もおもしろかった。いいキャラしてるし。
- 水野
- 人見知りしないんで(笑)。
- 山下
- 会うまではみんな、物静かなイメージがあるらしいですよ。でも会うと、エライことになってますから。
- 吉岡
- (笑)。どしたもんでしょうね?
- きくち
- そのままでいいんじゃない?「ですます」をつかうの、なんかへんな感じだよ(笑)。…いまさらですけどどうやって3人は出逢ったの?
- 水野
- 男子2人が小/中/高と一緒だったんですけど、ちょうど高校時代に路上ブームになって。よし、やろうと。
- 山下
- 郷さんは「モテるためにはモテようと思わない」って言ってたけど、正直、モテるためにはじめました(笑)。
- きくち
- なんか、ミュージシャンにありがちなステキな理由(笑)。
- 山下
- …で、半年ぐらい経ったころに2人じゃ限界を感じはじめて、女の子のボーカルを探したんです。そしたらちょうど、同級生の妹に聖恵がいて。
- きくち
- よくこの声、見つけたね。
- 山下
- 巡り合わせですね。もう1人、違う子も候補でいたんですけど、タイミングが合わなかったりして。
- 吉岡
- 私もそのころ、ちょうどうたってみたかったりしたから「一緒にやらせて」ってお願いしたんですね。
- 水野
- だから「誘われた」って記憶はないかもしれないですね。
- きくち
- そうなんだ。ふたりに逢う前は、うたってなかったの?
- 吉岡
- 路上ではうたってませんでしたね。ギターも弾けないし。ただ、歌は小さいときから好きで、合唱団に入ったり、ミュージカルをやったりしてて。
- きくち
- 今、曲は?
- 水野
- 男子2人がそれぞれ、詞も曲も作って。持ち寄せみたいな感じです。
- きくち
- ボーカリストとプロデューサーチームに、はっきりわかれてるんだ。
- 山下
- ですね。そういうシステムってほかではないので、そこは強みかなと。
- きくち
- 確かに「SAKURA」は男子が書く詞ね。ステキだと思う。昔の日本語ロック、はっぴいえんどにおける松本隆さんっぽいというか。
- 水野
- ありがとうございます(照笑)。
- きくち
- せっかくだから、いろいろ訊いちゃうけど、どんな音楽をうたってきたの?
- 吉岡
- はじまりは童謡ですね。お母さんから、「赤い靴」や「赤とんぼ」を教わって。2歳ぐらいのときには、30曲ぐらいうたえたりしてました。
- きくち
- 童謡ね。生演奏できるかな(笑)。
- 山下
- (笑)。…でもある意味、ウチらしかできないかもね。
- 水野
- そうだね。しかも、童謡だったら、どの世代の人も聴いてもらえるし。
- きくち
- じゃあ、童謡「音組」キープで(笑)。路上では?
- 山下
- それこそゆずさんに、JUDY AND MARYさん、aikoさん。
- 吉岡
- あと、小林明子さんの「恋におちて」もうたってましたね。これは必殺技で、やると大人の人が見てくれるんですよ。あんな若い子が…(声小さくなり)不倫の歌を、みたいな(笑)。
- 水野
- (笑)。当時はそういうこと、まったくわかってなかったから。
- きくち
- いい話ね。「これが私の必殺技!」ってとこまで…。
水野&- 山下
- (笑)。
- きくち
- いい感じ(笑)。いや、今日で見方が変わりました。まだ入り口ですけど、これからもよろしくね!
- 3人
- よろしくお願いします。
聖恵ちゃん「MILKFED.」繋がり
このページ読むまで「聖恵」ちゃんて書くの知らなかった(笑)。吉岡ちゃんて呼んでたから。『MUSIC FAIR』の収録が終わったあと、大好きな「MILKFED.」のお話でもりあがって、なんかずっとなかよしになれました。ゆずコラボの前はほとんど知らないどうしだったのにね。中川翔子ちゃんとか、YUCALIちゃんとか、親友の深田恭子ちゃんも、ミルフェ繋がり、いっぱいです(笑)。
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