- きくち
- 今回が31回目の出演ということで、もう相当な回数になってます。しかもここ最近の記念回には、必ずと言っていいほど出ていただいて。
- 安岡
- ありがたいですね。一昨年の大阪のときも呼んでもらいましたし。
- きくち
- カレー食べに行ったときだ?
- 黒沢
- そう、インディアンカレー。
- きくち
- そうだ、そうだ。まさかそれから、カレー本を出す人になるとは。
- 安岡
- まさかのサイドビジネスで。
- 黒沢
- ハハハハ(笑)。
- きくち
- じゃ、せっかくなんで、『MUSIC FAIR』の思い出みたいなの、ひととおり訊いてみましょうか。
- 村上
- オレは石井竜也さんとご一緒させていただいたとき、「人選や楽曲のチョイスを考えると、この番組って日本歌謡界のアンソロジーなんじゃないか」なんて話になりまして。すごい壮大な話なんですけど(笑)、そのことがずっと心に残ってるんですよ。だからこの番組のときは、いつも襟を正させていただくような感覚になりますね。
- 黒沢
- 僕も石井さんとなんですけど、2人で「大都会」をうたわせていただいたとき、「♪あーあー」に行くところで、僕が間違えちゃったんですよ。そのときの石井さんの目がちょっと怖かったのを、よく覚えてます(笑)。
- きくち
- サングラスの奥でね(笑)。
- 北山
- 僕は郷ひろみさんが印象深いですね。前の記念回のとき、「ひとり」を、すごく思い入れのある感じでうたってくれたんですよ。「いやー、練習できなくて」なんて言ってたのに。そのわりには、朝イチのリハーサルからめちゃくちゃ声出てたんだけど(笑)。
- 村上
- 郷さん、うたい足りなかったのか、打ち上げでも「ひとり」うたってたからね。気に入ってくれてよかった。
- 酒井
- 打ち上げと言えば、さだまさしさんの滑らか極まるトーク。あれはすごいよねー。スタッフからスポンサーの方々まで全員、ゲラゲラ笑うもん。
- 安岡
- さすがだよね。で、そういう先輩たちと本番以外でも共有する時間を持てたりするから、うたう曲以外にもいろんな話ができて。そこから、郷ひろみさんもそうですけど、曲を書いてくれないかって話にもなったりしますからね。そういう縁が生まれるのが、この番組のいいとこだなと思います。
- きくち
- そう言ってもらえるとうれしいです。今回の 2200回記念はどうですか?「真っ赤な太陽」をゴスのアカペラで全員でやっちゃうけど。
- 黒沢
- 「真っ赤な太陽」みたいに、僕らに縁のある曲でみんながセッションしてくれるのは、幸せなことですよね。
- 村上
- でも、アカペラで出演者全員がセッションなんて、ちょっとムチャだよね。責任取れるかな(笑)。
- 北山
- 伴奏者より、歌の人数のほうが多いからね。オレらのコーラスなんて、どっか行っちゃうんじゃない?
- きくち
- どうなるかたのしみね。一応、『MUSIC FAIR 21』にちなみ、12組で21人ってことなんで。このあと、2222回では、2人組だけを何組か並べようかなと思ってるんだけど。
- 北山
- 2人組を4組、みたいな(笑)。
- 酒井
- ってことは、5555回を目指して、オレらも頑張らないと。
- 村上
- …って、そのころ、生きてる?
- きくち
- 44年で2200回だから…。
- 安岡
- あと44年でも5000はねえ。
- 村上
- ダメだな。50周年記念にしよう。
- 北山
- あと6年だからね。それだったらまだ何とか、生きてると思う(笑)。
- 安岡
- じゃあ、僕らは5の付く、50と55周年のときに頑張ろうってことで。
- きくち
- 少し気が早いけど、よろしくです(笑)。…で、発売がちょうど、ゴスの「青い鳥」が放送される週なんだよね。その辺りもしゃべっとかないと。
- 黒沢
- まあ、1行あれば。「新曲、よろしくお願いします」ぐらいで(笑)。
- 酒井
- ついにゴスペラーズの曲も、映画の主題歌になりましたんで、長いことやって来てよかったなと。…そんな感じでまとめていただければ。
- きくち
- よくまとまりました(笑)。次は『僕らの音楽』だね。また板谷ディレクターの厳しい要求があると思うんですけど(笑)、よろしくお願いします。
- 5人
- よろしくお願いします。
「SPECIAL THANKS!」
LOVE LOVE ALL STARS出身(笑)
ゴスペラーズは、スカパラとかといっしょで LOVE LOVE ALL STARSのメンバーでした。バンドが解散して、同時期に、2組とも世間的にもブレイクして、すっごぃうれしかったょ。ゴスは『LOVE LOVEあいしてる』の最初の忘年会で、5人全員賞品が当たって大よろこび。拓郎さんから「浪人生」呼ばわりもされてた。今じゃ『MUSIC FAIR』の看板だもん(笑)。 |