レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#162(06/09/13)インタビュー
「KIKCHY FACTORY」
×所ジョージ
2006年8月28日 夜
『坂崎幸之助のお台場フォーク村 第13夜』開演前
お台場 studio DREAM MAKER 楽屋でインタビュー

きくち
実は昔、このページがコラムだったころ、坂崎(幸之助)さんと所さんをテーマに勝手に対談したんです。(#003/2000年7月5日発売号)
すごいものがテーマだねえ。「宇宙を語る」みたいなもんだ。
きくち
(笑)。見出しが「所のうたのよさとかってのはまだ知られてないけど(笑)」。本当にそうですよね。
ぼちぼち歌を作り出して30年になるけども、そこはまったく変わんないね。いまだにヒット性ないもん。
きくち
いい歌はたくさん、作ってらっしゃると思いますよ。「トコブクロ」で出した「毎朝、ボクの横にいて。」とか。まさかあの後、コブクロがこんなに売れるとは思わなかったですね。
あれがきっかけの一つなんだろうからさ、こっちも連れてけっつうんだよね。“ト”を忘れてんだろと。
きくち
(笑)。
ワタシの歌ってジャンルもなんだかわかんないし、ライバルもずーっといないじゃない。それがよくないね。同じことをやってる人がいると、競い合って上へ行けるのに。
きくち
音楽、好きですよね?
好きだねえ。っていうか、せっかく芸能界にいるんだから、レコードにならないような変わった音楽を、なんとか形にしたいんですよ。一種の使命感だね。…うまく行ってないけど(笑)。
きくち
『MUSIC HAMMER』は、所さんの歌を世に出すのにちょっとは貢献できましたょね?
弾みで「トンカチ」とか出してね。あれは考え方がセコくてよかったな。
きくち
すごいとこですよね。「およげ!たいやきくん」の次を狙おうと。
そもそも、狙いがおかしいんだ。
きくち
あの当時作った、『ツーハーン』とか、『シーハーン』とか、覚えてます?奥田民生さんが題字書いて。
覚えてますよ。普通だったら出ないでしょ、あんなの。そもそも、『MUSIC HAMMER』がなかったら、CDもそんなに出てないよね、たぶん。
きくち
またああいう、ゆるーい、ラジオノリの番組やりたいですね。
いいねえ、あれは楽しかった。番組がないとギターなんか触んないからね。今はちょっと戻って来て、演歌の人に歌作ったりしてますけど。八代亜紀さん、山本譲二さんと来て、次が武田鉄矢さん。…頼まれてないけど(笑)。
一同
(爆笑)。
きくち
譲二さんとは今度、『堂本兄弟』に出てくださるそうで。
それ、八代亜紀さんも呼んでくださいよ。演歌の人は面白いんだってば。あと歌がうまいの。(八代亜紀のシングル渡し)どうぞ、お持ちになって。
きくち
…「女心と秋の空」!(笑)。
ワタシの作品の中にこういうものが出来上がってくるのが面白くてしょうがないわけよ(笑)。今日は武田鉄矢さん用の歌(「娘に捧げるバラード」)をうたいますよ。せっかくだから。
きくち
それはお客さん、喜びますね。
これで1200円だってね。いいなあ、1200円で楽しいステージ見れて。
きくち
サイコーにお買得です(笑)。
面接試験やりたいね。どんだけワタシの歌を聴いたことあんだと。
一同
(爆笑)。
でも、今日は誘ってもらってよかったですよ。またこういうのやりたいよね。今度は24時間放送、とかで。
きくち
…24時間、やってみたぃですね(笑)。あと、『僕らの音楽』。あれで、所さんやりたいなあ。
あー、難しいねえ、それ。やんないほうがいいんじゃない?
きくち
でも、所ジョージが音楽家であることを、『僕らの音楽』を通して、改めて世に知らしめたいなーって。
いやいや。ワタシはいないものとして、音楽界は回ってるんだから。
きくち
残念です。…でも、わたしはあきらめがワルイところがウリなんで(笑)。
(笑)。またね、そんときに音楽で盛り上がってたら、考えましょう。

「SPECIAL THANKS」
所さんのうたのよさとかって
「オールナイトニッポン」を聴いていた私には、所さんは最初から音楽のひとで、まだ誰も知らなかったアルフィーの坂崎さんには、所さんのラジオによく遊びにくるおにぃさん、として出逢ぃました。所さんで『MUSIC HAMMER』(という名前になる音楽ランおまけにともえちゃんをつけてキング番組[1998年4月〜2000年3月放送]が)がはじまるとき水口さんに、坂崎さんもってお願ぃして、完成。再結成は感無量でした。

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