- きくち
- 最近番組の住みわけができてきて、なかなか『HEY!HEY!HEY!』と『僕らの音楽』の両方にハマる人がいなくなってね。そういう意味ではスガくん、希有な存在だよ。
- スガ
- まあ、出るだけですけど。今日の『HEY!』なんか、もう完っ全に自信なくしましたもん(笑)。
- きくち
- これに懲りずまたお願い。2つの番組の架け橋だと思ってるから。『僕らの音楽』のほうでは、番組を代表する出演者の1人だもんね。
- スガ
- 出すぎですよねえ?
- きくち
- まあね(笑)。最近だとウルフルズの「66年会」ね。みんな田島貴男さんのインパクトも強かったみたいだけど、声はスガくんが勝ってたかもね。
- スガ
- ありがとうございます! でもあれは何がよかったって、本番までたどり着けたことで。本当、最初音出したときはどうしようかと(笑)。
- きくち
- そうそう(笑)。で、この実にビミョーな感じを紛らわすのに、スガくんをいじるしかないっ、って(笑)。
- スガ
- そうか、やけにオレんとこ来るなと(笑)。でもこういうことをやらせてもらえるんだから、あの番組は楽しいですね。よくこの時代にあんな番組があるなと思いますもん。
- きくち
- 曲の選び方とかもいい意味でまちがってるでしょ、テレビ的には。100回記念の選曲も曲順も。「星になれたら」なんて絢香がうたっても、視聴者にはなにがなんだかわかんない。
- スガ
- すごい選曲ですよね(笑)。本当貴重な番組だから、なくさないでほしいなと。オレ、結構居場所がないし…。
- きくち
- 今日、ダウンタウンの隣にもちゃんとあったじゃん。
- スガ
- いやいや(笑)。ほら、大まかに言うとポップス界とロック界ってあるじゃないですか。でもオレは音楽性も特殊だし、どっちにも入れない感じで。その中で『僕らの音楽』はすごいハマりがいいから、うれしいんですよ。
- きくち
- そう言ってもらえるとうれしいな。これからもよろしくね。あとはそうね…新曲の話でもしとく?
- スガ
- そんなフリですか(笑)。まあ、今度のはマニアックな感じだし、余計にポップスっぽくないですからね。
- きくち
- でもなんかね、好きになっちゃうところが“スガ節”っていうか。
- スガ
- “スガ節”ってありますか?
- きくち
- あるある。全体のコンセプトワークもそうだけど、やっぱり声とメロディと歌いかた。これが“スガ節”って感じなの。スガくんじゃない人がうたったら成立しないよ、たぶん。アーティストは声だって、痛感する。
- スガ
- 確かに声は大事ですよね。
- きくち
- …スガくんに相対するのが…YUIちゃんかなっ。『僕らの音楽』で2人でうたった「夜空ノムコウ」はすごかったね。ほんっと!
- スガ
- ですね。…でもちょっと悔しかったんだよなあ。「こんな小娘に声負けするのか、オレは」みたいな(笑)。
- きくち
- 気にしてるんだ(笑)。ま、うたう順番もあったと思うけど。同性のファンが多いのも共通してるよね。スガくんも男子のファンが多いから。
- スガ
- 最近、本当に増えましたよ。しかも下は高校生ぐらいから自分と同じ世代まで、満遍なくいる感じで。
- きくち
- そうなの。高校生にはちょっと難しくない? 音楽性高いし。
- スガ
- …でも自分が高校生のとき、こういう感じ好きだったんですよ。だからそのへんに触れるんじゃないかな。
- きくち
- うれしいんじゃん(笑)。
- スガ
- そう、うれしい(笑)。
- きくち
- まあ、今日は本当にありがとう。次は『堂本兄弟』出てみる?
- スガ
- 無理だ〜、あれ。「一問一答」で前に出る段階で無理(笑)!
- きくち
- だいじょぶ、だいじょぶ。恭子ちゃんのピアノでうたおうよっ(笑)。
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