レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#102(04/05/12)インタビュー
×aiko
2004年4月18日夕方
『僕らの音楽』収録のあと
お台場 フジテレビ リハーサル室でインタビュー

きくち
実は『僕らの音楽』でいわゆる“バンド演奏”をするのは今日がはじめてだったの。そういう意味ではチャレンジだったし、aikoにも…いっぱい迷惑かけたょ?
aiko
ううん、大丈夫。いろいろ崩したり、型にはめることなくやれて楽しかったですね。ああやって昔の歌をテレビで歌うこともあまり無いので。
きくち
ただ「桜の時」の2コーラス目をカットしたのが…。
aiko
それは私も結構直前で聞いて、びっくりしたんですよ(笑)。全曲フルでアレンジしていたので。
きくち
『2003FNS歌謡祭』でEvery Little Thingに「fragile」をフルコーラスで演ったもらったとき、テレビでの2番の歌詞がすごい新鮮で。だから『僕らの音楽』は「2番を聴かせよう!」って思ってたんだけど。
aiko
確かに2コーラス目は貴重かもしれないですね。特に私の場合、1コーラス目の詞を作って、で、それに曲をつけて、これで行くって決まってから2コーラス目を作るし。
きくち
そうなの。
aiko
最初はね、ふっと思ったことを書くだけなんですよ。それに曲つけたりしているうちに、だんだん「書きたい!」って欲が前面に出てくるんです。その思いがぶわーっとあふれているのが2コーラス目なんで、自分にとってはすごく重みがある。
きくち
テレビだとまぁだいたい、ワンハーフになっちゃうもんね。
aiko
そうなんですよ。だから今日の「かばん」も「カブトムシ」もすごい意味がありましたね。
きくち
コンプリートできなくてごめんなさい。個人的にも聴きたかった。
aiko
また歌わせてください(笑)。
きくち
今度やろ。まだ曲、いっぱいあるし。そういえば「ナキ・ムシ」を歌うって話もあったよね。
aiko
「カブトムシ」をやるのが先に決まっていたんですよね。で、両方バラードだし、しかも“ムシ、ムシ”になっちゃうから(笑)。
きくち
「カブトムシ」はね、わたしが呪文のように言ってたの。「カブトムシやろう、カブトムシやろう…」って。
aiko
(笑)。それで「カブトムシ」が歌えるんだから、もう1個は全然違う感じの曲にしようってなったんです。
きくち
「カブトムシ」すごくよかった!今日フジテレビの新入社員が収録を見てたんだけど、男のコが1人、涙ぐんでた。
aiko
ええ!? 本当ですか? それはうれしいな。
きくち
思い出の曲だったみたい(笑)。年齢的にね、多感な時期に多感な思い出があるんだろうね。わたしもaikoの曲を聴いたとき、何かと思い出すことがあるよ。どの曲とかは言わないけど。
aiko
言わないんだ(笑)。私もね、きくちさんのことで、1つすごい覚えてることがあるんですよ。
きくち
ON AIR EAST(現在はO-EAST)に、2日続けてライブを観に行ったときのこと?
aiko
いえ、初対面…の時かな。
きくち
ああ(笑)。aikoはずっと変わらないね。
aiko
変わらないですね、全然。
きくち
はじめてライブを観たとき、楽器の音がどかん!と鳴ってるのに、aikoの言葉が全部聴こえるのにびっくりした。鳥越さんも今日同じように感じたようで「声が強い。歌が届く」って言ってた。ボーカリストは言葉が届くことがいちばん大事だと思うの。
aiko
歌詞をはっきり歌おうっていうのは、心掛けてます。あとはバンドのメンバーやスタッフも大事。思ったことは言い合える感じだし、みんな曲を作るのが好きで、「CDが出来るんだったら寝なくてもいい」って人たちだから(笑)。すごくいい現場ですね。
きくち
ライブが近いから今は特に寝てないよね,千葉さん(PONY CANYON/aikoのプロデューサー)。次は武道館で逢おうね。
aiko
ぜひ来てくださいよ。お待ちしています。


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