2006/12/21 発売「Get Navi」2007 2 February
オリジナル原稿
綴じ込み付録
デジタルからカルチャーまで ニッポン代表38人が一刀両断!
「全日本オールランキング劇場」
P22 第3章【スポーツ・カルチャー編】
「音楽番組プロデューサー きくち が選ぶアーティスト」
07年、さらに開花するアーティストは?
- 中村中
- 偶然がいくつも繋がった、06年いちばんの出逢いでした。歌謡曲を書ける歌謡曲歌手。異能のピアニスト。成長途上の無二のヴォーカリスト。ライブで観て圧倒されました。ロングセラーとなった「友達の詩」は、初登場194位、2週目は圏外。それが『僕らの音楽』に出演して一気に37位まで駆け上って。「テレビが音楽にできること」がまだある、って勇気をもらいました。
- SOIL & "PIMP" SESSIONS
- 05年にハマって、06年強引に『僕らの音楽』初生放送に呼んじゃいました。こぅいぅただものじゃないバンドが好き。PE'Zとか、向井秀徳とか、次にきちんと繋げてみたい。椎名林檎さんとのコラボレーションで、一気にイキません、か?(笑)
- 椿屋四重奏
- 「バンドとしての主張が際立っている。1年半かかってやっとお仕事できました。『僕ら』の森山直太朗くんとのセッションはよかった」
- MACARTHUR A CONTTI
- 実に11月、私の最新の出逢い、フロム・オオサカ。まさしく、大阪アンダーグラウンド。ザ50回転ズ、といい、さすがに大阪はスゴイ。西田ベルボーイ、aBEロールスロイス、セゲdesGARCONS、キテレツエレキ、名前がスゴイ。ベースレス、2トロンボーン、編成がスゴイ。肩車ドラム、パフォーマー、なんだかスゴイ。私の心をわしづかみ。けど演奏はカッコイイょ。
- トルネード竜巻
- 「レコーディングのような完成度の演奏を、ライブで生でやるバンド。強いボーカルとポップでキャッチーなメロディ。なのにマニアックな音楽」
- チャットモンチー
- 昨年度ご担当者より勝手に1組だけ引き継がさせていただきました。まだこれではブレイクしてなぃと思うので。典型的な私の好きそぅなヴォーカル。典型的な私の好きそぅなメロディーライン。とりあえず、いいから、一度お仕事してみたい、です。
- noodles
- 「知り合いじゃないけど2・3年前から勝手にライブ出かけてCD買ってました。今宿麻美ちゃんの映画の音楽手がけて、ここからメジャーに?」
- ザ50回転ズ
- 「05年『FACTORY』に初出演したとき、スタジオ中が初見の彼らにヤラれちゃいました。オバカなやつらですけど、音楽はたのしぃってかんじ」
- Salyu
- 言わずと聴こえた Bank Band の歌姫。けっこう前からよく知ってますけど、すごくよくなった。抜けたかんじ。あの天衣無縫というか、天真爛漫なスタイルは、もう1段、次へ。きっと、そう思います。ものすごく、アーティスト、ですょね。いぃと思います。
- 辻香織
- なんて言うんでしょ。インディーズデビュー前の2001年に出逢いました。イヴェント系のお仕事はたくさんしてきましたし、実は『HEY!HEY!HEY!』にも一度来てもらいました。たぶんきょうここに載ってるひとたちのなかでは、圧倒的に異彩を放っているはず。絶妙なローファイ感は、彼女の声と見た目と楽曲と大きさによる彼女だけのものです。世知辛い世の中ですけど、なんとかしたぃおともだちです。
- 「中村中はまだ発展途上だけど、歌謡曲を作れる才能とあの声には未来を感じます。彼女の名曲『友達の詩』は以前『僕らの番組』に登場してくれたとき、オリコンのチャートでは200位圏外でした。しかしその放送後3日で37位にまで上昇しました! この出来事でわたしは彼女の可能性を実感するとともに「テレビが音楽に対してまだできることがあるんだ」って、再認識させてもらったんですよ。今回のテーマから、『FACTORY』っぽぃアーティストが多いですけど、最近は気に入ると強引に『僕らの音楽』に連れて行っています」
- *以下、編集さん的に選外?(オリジナル原稿)
- 甲斐名都
- 大好きだったロックシンガーのお嬢さん。個人的にもちいさいころから知っています。こんなうたえるようになって、正直びっくり。かなりひさしぶりに逢いましたけど、なっちゃんであることは変わらなくて、ほっとしました。強い楽曲とタイミング、で「ブレイク」できるかもしれません。
- 土屋アンナ
- 彼女のどこがこれからブレイクだ!でも今いちばん大好きなロッカーのひとり、です。夏のイヴェントでお仕事できて以来、追っかけのようにライブ出かけてはハネてます。10年前にはじめて、thee michelle gun elephant とお仕事したときの、あのかんじ。鮮烈な出逢いでした。
フジテレビ きくち伸 |
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