過去の作品

火盗

第8シリーズ


第4話「眼鏡師市兵衛」(めがねしいちべえ)

1998年5月6日放送


同心・木村忠吾(尾美としのり)は、小間物屋の前をうろうろする不審な老人(加藤 武)を見かける。忠吾があとをつけると、老人は眼鏡師の市兵衛であることがわかった。一年前、小間物屋では、瀬川の友次郎という盗賊の捕物があった。忠吾のにらんだ通り、市兵衛は足を洗ってはいたが、大盗・蓑火の喜之助の配下で錠前を外す鍵作りの名人だった。市兵衛は、同じく蓑火の配下であった友次郎から百五十両の大金を預かっており、友次郎に会うために小間物屋を訪れていた。そんな折、市兵衛のもとにかつての盗賊仲間・三雲の利八(加納 竜)が、合鍵を作ってくれと言ってきた。断る市兵衛だったが、利八は引き下がらなかった。一方、そんな利八の姿を密偵・おまさ(梶芽衣子)が見かけ、その盗人宿をつかむ。報告を聞いた平蔵(中村吉右衛門)は、利八をはじめ蓑火の残党狩りに出向く。そのころ、市兵衛は利八の手から逃れるために、店をたたみ江戸を出ようとしていた。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
下飯坂菊馬
監督
三村晴彦
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
尾美としのり
蟹江敬三
江戸家猫八
梶芽衣子
加藤 武
加納 竜
工藤栄一
菅原あき


主な登場人物