過去の作品

火盗

第7シリーズ


第7話「五月雨坊主」(さみだれぼうず)

1997年5月14日放送


ある日、密偵・伊三次(三浦浩一)は、火付盗賊改めの人相書きも手掛ける絵師・石田竹仙(上田耕一)が、家の前で血まみれの男を引きずっているところを目撃する。男は竹仙のことを「九兵衛どん」と呼び、長五郎にやられた、十日のおつとめは、だめだ、と謎の言葉を残し、死んでいった。死んだ男は、明らかに盗賊の片割れだと思われた。やがて、竹仙の描いた人相書きは、江戸中に潜む密偵たちに渡されたが、手応えはなかった。そこで平蔵(中村吉右衛門)は、死んだ男が竹仙のことを、盗っ人一味の九兵衛という男と勘違いしたとみて、竹仙に自分の顔を描かせる。ふたつの人相書きをもとに調べを進めると、菓子屋「万屋」の下男・長五郎(和崎俊哉)という男が浮かんできた。平蔵たちは十日のおつとめをにらみ、万屋を見張ったが、盗賊は現れなかった。そんなある日、同心・木村忠吾(尾美としのり)と番小屋の番太郎(掛田 誠)が長五郎を見張っているところに、お栄(奈良富士子)という女がやってくる。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
安倍徹郎
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
尾美としのり
中村歌昇
三浦浩一
池波志乃
上田耕一


主な登場人物