過去の作品

火盗

第7シリーズ


第5話「礼金二百両」(れいきんにひゃくりょう)

1997年4月23日放送


平蔵(中村吉右衛門)は、珍しく風邪をひき寝込んでいた。そんな中、大身旗本・横田大学(磯部 勉)の息子・千代太郎(藤山扇治郎)が誘拐される。お供に山中伊助(河原崎建三)以下、四人の家来若党が控えた中での出来事だった。四人の家来は瞬く間に斬り殺され、山中が傷を負ったまま手紙を持ち帰った。相手は手紙で千両を要求。さらに、横田家家宝の刀・新藤五国光を盗んだことを伝えてきた。ことが表沙汰になれば、切腹はもとより、お家お取りつぶしになりかねない。横田家用人・谷善左衛門(多々良純)は、甥である与力・小林金弥(中村歌昇)を通じて、平蔵に内意の解決を依頼する。話を聞いた平蔵は、小林に自分で考えるよう促す。同時に、密偵・相模の彦十(江戸家猫八)を横田家に潜入させ、おまさ(梶芽衣子)に横田家を見張らせた。平蔵は、いかに曲者だったとしても、そうやすやすと家宝の国光を盗めるとは思っていなかったのだ。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
安藤日出男
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
尾美としのり
中村歌昇
江戸家猫八
梶芽衣子
磯部 勉
小畠絹子


主な登場人物