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火盗

第7シリーズ


第4話「木の実鳥の宗八」(このみどりのそうはち)

1997年4月16日放送


平蔵(中村吉右衛門)と同心・木村忠吾(尾美としのり)は、ある日、老人(大木 実)が直参旗本・宮口伊織(高橋長英)から財布をする現場を目撃した。老人のあとを追うと、男はかつて木の実鳥と呼ばれた、すりの名人・宗八だと分かる。木の実鳥とは、猿のこと。鳥が枝から枝へ木の実をついばむように身軽なところからついた名で、十五年以上も同じ場所に住んでいることからも、その腕の良さがうかがえた。宗八が金だけを抜き取って捨てた宮口の財布から、ある大店の店と住まいを写し取ったと思われる図面が出てきた。平蔵の命を受けた与力・小林金弥(中村歌昇)が宮口に当たりをつけると、宮口は動揺を隠せなかった。平蔵は、宮口が盗賊と何らかの接点を持っているとにらみ、宮口を見張らせる。同時に、宮口からすりのことを聞いた悪党が、口封じのために宗八の命を狙うことを考え、平蔵は自らが出向き、宗八を当分の間、家から出さないよう仕向けるのだった。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
井上 昭
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
勝野 洋
尾美としのり
中村歌昇
蟹江敬三
江戸家猫八
梶芽衣子
大木 実
山口美也子
渡辺 哲
高橋長英


主な登場人物