過去の作品

火盗

第7シリーズ


第3話「妖盗葵小僧」(ようとうあおいこぞう)

1996年9月4日放送


筆屋「竜渕堂」が盗賊一味に襲われ、金品強奪に加え、主人の京屋善太郎(山本 宣)の目の前で、妻のお千代(岩本千春)が暴行された。その後、お千代は自殺を図ろうとし、火付盗賊改方同心・木村忠吾と密偵のおまさ(梶芽衣子)がそれを助ける。事情を知った平蔵(中村吉右衛門)は、少しずつお千代に語りかけ、その心を開いていった。だが、善太郎とお千代は心中してしまう。生前のお千代の話から、盗賊は声色を使って他人になりすまし侵入したものと思われた。賊の一味は押し込みを繰り返し、その家の女房や娘にまで暴行を働いた。火付盗賊改方は、昼夜を問わず探索を始める。賊の一味は、葵の御門の入った紋付き袴を着た葵小僧芳之助(島木譲二)を頭目とする凶賊だった。そして、葵小僧はまたもや小間物屋「日野屋」を襲った。主人が世間体を恐れ表沙汰にしないのをいいことに、葵小僧は日野屋の女房に執着し始めた。それを知った平蔵は、日野屋に二度と押し込みはさせないと約束する。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
下飯坂菊馬
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
勝野 洋
尾美としのり
蟹江敬三
綿引勝彦
藤巻 潤
梶芽衣子
島木譲二


主な登場人物