過去の作品

火盗

第7シリーズ


第15話「見張りの見張り」(みはりのみはり)

1997年7月16日放送


密偵のおまさ(梶芽衣子)は、昔馴染みの盗賊・長久保の佐助(本田博太郎)と再会する。おまさが、それとなく探りを入れるため、今は小房の粂八(蟹江敬三)と組んでいると話すと、佐助が粂八に会わせてくれと言ってきた。佐助は、粂八の弟分・杉谷の虎吉(金子研三)の居所を教えてほしいと頼む。虎吉は、佐助の息子を殺したのだという。粂八は、虎吉とは縁が切れていたが、心当たりを当たってみると約束し、南品川へと向かった。そんな粂八のあとを、佐助は密かにつけた。その十日ほど前、紙問屋「伊勢屋」に賊が押し込み、二十名を惨殺し金品を強奪。平蔵(中村吉右衛門)は手がかりがなく困り果てていた。平蔵は、藁にもすがる思いで伊勢屋の下女・おはつの実家がある南品川の八百屋に手がかりを求め、同心・木村忠吾(尾美としのり)と密偵・相模の彦十(江戸家猫八)を派遣する。聞き込みを終えた忠吾と彦十は、粂八と、そのあとをつけている佐助を偶然見かけ、平蔵に報告する。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
三村晴彦
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
勝野 洋
尾美としのり
沼田 爆
蟹江敬三
江戸家猫八
藤巻 潤
梶芽衣子
本田博太郎


主な登場人物