過去の作品

火盗

第7シリーズ


第10話「見張りの糸」(みはりのいと)

1997年6月11日放送


密偵・相模の彦十(江戸家猫八)が、家人をことごとく殺したあげく放火強奪を繰り返す凶賊・稲荷の金太郎(片桐竜次)一味の盗人宿を突きとめた。そのそば屋「大黒や」を見張るために、筋向いにある仏具屋「和泉屋」が選ばれた。平蔵(中村吉右衛門)が見回りがてら、旧友の井関録之助(夏八木勲)とともに和泉屋の前を通ると、録之助が和泉屋の主人・東兵衛(奥村公延)に見覚えがあるという。だが、録之助はどうしても思い出せない。実は、和泉屋は東兵衛をはじめ、家人四人が元盗賊だった。足を洗ったとはいえ、和泉屋の縁の下には二千両もの金が隠してあった。そうとは知らず、同心・沢田小平次(真田健一郎)、木村忠吾(尾美としのり)らは、和泉屋の二階で見張りを続けた。一方、彦十の調べで金太郎一味には、寺島村にもうひとつの盗人宿があることが判明する。盗人宿がふたつあることに疑問を持った平蔵に、ある考えが浮かぶ。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
谷川庄司
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
尾美としのり
中村歌昇
江戸家猫八
梶芽衣子
奥村公延
一色彩子
夏八木勲


主な登場人物