過去の作品

火盗

第5シリーズ


第8話「男の毒」(おとこのどく)

1995年9月13日放送


盗賊・黒股の弥市(本田博太郎)は、持病の労咳によって火付盗賊改方の前で果てた。その弥市に、長い間もてあそばれていた娘・おきよ(川上麻衣子)も解放され、一ヵ月後、晴れて小間物屋の直吉(坂本あきら)と所帯を持った。だが、おきよの体は、すでにいっときも男なしではいられないものになっていた。おきよは、平蔵(中村吉右衛門)が若かりしころ世話になった、煮売り屋の伊助(中井啓輔)の孫だった。黒股の弥市が、おきよの体に毒を仕込んだと心配する平蔵。だが、おきよはそれがもとで男と長続きせず、次々とその遍歴を重ねてしまう。そんな中、おきよは、経師屋の宗七(本田博太郎/二役)を見かけて驚く。弥市に瓜ふたつだったのだ。宗七と暮らし始めるおきよ。だが宗七は、盗賊・総上の三五郎(井上博一)の配下で、腕利きの引き込みだった。そのころ、三五郎一味の動きを追っていた平蔵は、一味の盗人宿をつかみ、捕物の準備を着々と進めていた。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
櫻井康裕
監督
加島幹也
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
勝野 洋
尾美としのり
江戸家猫八
梶芽衣子
川上麻衣子
本田博太郎


主な登場人物