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火盗

第5シリーズ


第2話「お峰・辰の市」(おみね・たつのいち)

1995年7月26日放送


同心・木村忠吾(尾美としのり)は、馴染みの女郎が身請けされヤケ酒を食らっていた。ふらふらと歩きだした忠吾は、ぶつかった浪人から、ひどく痛めつけられてしまう。後日、その浪人を見かけた忠吾は、締め上げてやろうとあとをつけた。すると、浪人が入った家に、組屋敷出入りの座頭・辰の市(市川左團次)が、目を開けてやってきた。浪人は、辰の市のかつての盗賊仲間・青木源兵衛(堀田真三)だった。源兵衛は、近いうちに四谷の文具商「玄祥堂」に押し入る手伝いをしてほしいと言ってきた。辰の市は、揉み療治をしに行く玄祥堂に恩があった。玄祥堂に女中奉公していたお峰(田島令子)と所帯を持たせてくれたのだ。ふたりとも堅気になっていたが、辰の市は元嘗め役、お峰は元引き込み女だった。そのころ、お峰も密偵・おまさ(梶芽衣子)と再会していた。ふたりは旧知の仲だった。忠吾とおまさの話を聞いた平蔵(中村吉右衛門)は、源兵衛の企みを見抜くのだった。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
安藤日出男
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
勝野 洋
尾美としのり
江戸家猫八
藤巻 潤
梶芽衣子
市川左團次
田島令子


主な登場人物