過去の作品

火盗

第5シリーズ


第4話「市松小僧始末」(いちまつこぞうしまつ)

1994年4月20日放送


日本橋の木綿問屋「嶋屋」の一人娘・おまゆ(長与千種)は、力と腕っぷしは関取並み、剣を取らせれば火付盗賊改方与力・酒井祐助(勝野 洋)と互角の腕前。寄り付く男がいなかった。だが、世間から売れ残りおまゆと呼ばれても、本人はまったく気にしなかった。そのおまゆが、すりの市松小僧又吉(春風亭小朝)と、ひょんなことから恋に落ちた。市松小僧又吉は、江戸市中を騒がせているすりの名人。おまゆは、又吉にすりをやめさせ、夫婦になると決心する。すべてを両親に打ち明けると、五年間見事に所帯を張り通せたら、改めて亭主として認めると言われる。半年後、おまゆと又吉は広小路に「小島屋」という小間物屋を出した。平蔵は、又吉が市松小僧と知りながら、捕まえたいのは堅気の亭主ではないと、又吉を見逃す。だが、酒井に当分の間又吉を見張るよう言いつけた。すりは三度捕まれば、死罪。又吉はすでに二度捕まっていた。ある日、そんな又吉の前にひとりの侍が現れる。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
小川 英
監督
小野田嘉幹
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
江戸家猫八
勝野 洋
長与千種
河原崎建三
穂積隆信
春風亭小朝


主な登場人物