過去の作品

火盗

第4シリーズ


第7話「むかしなじみ」

1993年2月3日放送


密偵・相模の彦十(江戸家猫八)は、偶然、昔の盗賊仲間・網虫の久六(草薙幸二郎)から声をかけられた。久六は、ひとりばたらきの盗賊でありながら、盗みを働くたびに仲間を集めては小金を狙うやり口で全国を渡り歩いてきた。久六は、彦十に盗みの手助けをしてほしいと言ってきた。すぐに平蔵(中村吉右衛門)に知らせた彦十だったが、久六から詳しい話を聞いて同情してしまう。かつて久六は、上方でおきんという女と所帯を持っていたが、盗っ人稼業を優先し、金五両を添えて豊次郎という男に譲っていた。おきんのお腹には久六の子供が宿っていたが、そのことを知ったのはずっとあとのこと。今は豊次郎も息子も病に伏せているという。久六は、恩義のある豊次郎や息子のためにまとまった金をつかみたいと言ってきたのだ。彦十は、久六に手を貸す決意をする。そのころ平蔵は、密偵のおまさ(梶芽衣子)、大滝の五郎蔵(綿引勝彦)に、様子のおかしい彦十の動きを見張るよう命じていた。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野波静雄
監督
原田雄一
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
高橋悦史
江戸家猫八
綿引勝彦
藤巻 潤
梶芽衣子
草薙幸二郎


主な登場人物