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火盗

第4シリーズ


第17話「さざ浪伝兵衛」(さざなみでんべえ)

1993年4月28日放送


屈強な体躯を武器に、江戸中を荒らし回っていた凶賊・さざ浪伝兵衛(又野誠治)は、小田原に潜伏していた。さざ浪の一味は、平蔵(中村吉右衛門)によって捕えられ壊滅していた。かねてより、伝兵衛の情婦・おだい(清水ひとみ)に目を付けていた平蔵は、おだいが、人目を忍ぶように江戸を出たのを見て、伝兵衛に呼ばれたものと確信。同心・酒井祐助(勝野 洋)、沢田小平次(真田健一郎)らを引き連れて小田原城下に入り、おだいを慎重に見張った。だが、おだいは変装を得意とする悪党・役者小僧市之助(趙 方豪)と結託し、伝兵衛を亡き者にしようと企んでいた。それを知った伝兵衛は怒り狂い、老盗・砂堀の蟹蔵(織本順吉)、馬子ながら関所の抜け道案内をしている政吉(高良隆志)の力を借りて、おだいと市之助を殺そうとする。さらに、火付盗賊改方が小田原にいることを知り、平蔵の眼前でふたりを殺し、その鼻を明かしてやろうと思い立つのだった。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
勝野 洋
又野誠治
織本順吉


主な登場人物