過去の作品

火盗

第4シリーズ


第16話「麻布一本松」(あざぶいっぽんまつ)

1993年4月21日放送


同心・木村忠吾(尾美としのり)の見回り区域が麻布になって三ヵ月。麻布には、遊ぶ場所も盛り場もなく、忠吾は面白くない。そんなある日、麻布の一本松坂で、忠吾が何気なく蹴った小石が、剣客・市口又十郎(村田雄浩)に当たってしまう。忠吾が妙に突っ張ってしまったため、ふたりは揉めるが、忠吾はとっさに市口の急所を蹴り、何を逃れた。数日後、忠吾が麻布に見回りに出ると、ひとりの女が声をかけてきた。その女・お弓(水島かおり)は、市口に嫌がらせを受けたことがあり、一本松坂での出来事を見ていたという。お弓は、お礼も兼ねて忠吾にまた会いたいと言ってきた。デレデレの忠吾だったが、お弓と会う約束をした前日、平蔵(中村吉右衛門)と見回りに出たところを、盗賊・堀本虎太郎の残党三人に襲われ、足に深手を負ってしまう。忠吾は、どうにか明日までに足を治してくれと医者に頼むのだが、即座に無理だと言われてしまい…。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
金子成人
監督
加島幹也
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
尾美としのり
江戸家猫八
村田雄浩
水島かおり
今福将雄


主な登場人物