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火盗

第4シリーズ


第14話「ふたり五郎蔵」(ふたりごろぞう)スペシャル

1993年3月31日放送


火付盗賊改方役宅に新しい髪結いが雇われた。髪結いの名は五郎蔵(岸部一徳)。平蔵(中村吉右衛門)の密偵・大滝の五郎蔵(綿引勝彦)と同じ名前だった。髪結いの五郎蔵は、腕が良く実直で評判もいいのだが、どこか気の弱いところがあった。ある日、髪結いの五郎蔵の異変に気づいた平蔵が、密偵のおまさ(梶芽衣子)に調べさせると、五郎蔵の女房・おみよ(野平ゆき)が誘拐されていたことがわかる。だが、髪結いの五郎蔵は何も話そうとしない。平蔵は、何者かが髪結いの五郎蔵を脅し、盗みを働くのではないかと調べを進めた。髪結いの五郎蔵の出入り先で、大店は三店。その中のひとつ、菓子屋「桔梗屋」に長尻のお兼(宮田圭子)という引き込み役が入っていた。押し込み先は桔梗屋と思われたが、平蔵は合点がいかなかった。引き込み役がいるなら、髪結いの五郎蔵の使い道がないからだ。そんな中、髪結いの五郎蔵を見張っている者がいるとの連絡が入った。平蔵は、桔梗屋と髪結いの五郎蔵に見張りをつけさせる。これらはすべて、兄を平蔵に殺された凶賊・暮坪の新五郎(菅貫太郎)が仕組んだことだった。新五郎は、おみよを誘拐し監禁。さらに凄腕の浪人を雇っていた。新五郎の大胆な計画が遂行される日が、目前に迫っていた。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
高橋悦史
綿引勝彦
江戸家猫八
梶芽衣子
 
菅貫太郎
岸部一徳


主な登場人物