過去の作品

火盗

第4シリーズ


第11話「掻堀のおけい」(かいぼりのおけい)

1993年3月10日放送


紙問屋「伊勢屋」が襲われ、主人と女房のおけい(三ツ矢歌子)が、手足を縛り上げられた格好で見つかった。だが、盗賊を引き込んだのはおけいだった。翌朝、木村忠吾(尾美としのり)らが来るが、当然おけいはしらを切り、事件は迷宮入りとなった。一年後、密偵・大滝の五郎蔵(綿引勝彦)と忠吾は、おけいを見かけ声をかけるが、おけいは、人違いだと言って去っていく。やがて、おまさ(梶 芽衣子)の記憶から、おけいは大店の女房になりすまし、盗っ人の引き込みをする掻堀のおけいだと分かる。平蔵(中村吉右衛門)は、そんな女が姿を見せたとなれば、企みがあるはずだとにらんだ。そのころ、五郎蔵はかつて配下だった鶴吉(沖田浩之)と鉢合わせる。様子のおかしい鶴吉を問いただすと、鶴吉は親子ほども年の離れたおけいに骨抜きされていると明かす。五郎蔵が鶴吉を助けるべく動き出したころ、おけいは残忍な殺しも厭わない和尚の半平(阿知波大輔)と組んで、新たな盗みを画策していた。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
下飯坂菊馬
監督
小野田嘉幹
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
尾美としのり
綿引勝彦
江戸家猫八
梶芽衣子
沖田浩之
三ツ矢歌子


主な登場人物