過去の作品

火盗

第4シリーズ


第10話「密偵」(いぬ)

1993年2月24日放送


青坊主の弥市(本田博太郎)は、盗賊・荒金の仙右衛門の配下であったが、平蔵(中村吉右衛門)の容赦ない拷問にかかって、ついには口を割り、仙右衛門一味は捕まえられた。だが、半死半生になりながら最後まで仲間に義理を通したことが認められ、今は火付盗賊改方の密偵となっていた。弥市は堅気となり、一膳めしや「ぬのや」の主人として店を切り盛りし、妻のおふく(友里千賀子)と、娘のおみよと幸せに暮らしていた。ある日、ぬのやにかつての盗賊仲間・乙坂の庄五郎(横光克彦)がやってきて、仙右衛門一味の唯一の生き残り、縄抜けの源七(岡田 潔)が江戸に舞い戻っていると知らせてきた。裏切り者の弥市を殺すために、居所を探しているという。弥市は、与力・佐嶋忠介(高橋悦史)らの協力を得て、ぬのやに見張りをつけてもらい、源七の行方を追う。だが、そこへ庄五郎が極秘に接触をはかってきた。実は、庄五郎は裏で源七とつながっていたのだ。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
井手雅人
監督
貞永方久
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
高橋悦史
尾美としのり
本田博太郎
友里千賀子
横光克彦


主な登場人物