過去の作品

火盗

第3シリーズ


第8話「妙義の團右衛門」(みょうぎのだんえもん)

1992年2月12日放送


高萩の捨五郎(菅原謙次)は、平蔵(中村吉右衛門)にその命を助けられて以来、密偵となっていた。ある日、捨五郎は上州、信州から越後路へかけて大仕掛けの盗みを重ねる盗賊・妙義の團右衛門(財津一郎)と再会。捨五郎は足を洗う前、草津の湯治場で病に倒れたときに、團右衛門から手厚い見舞いを受けた。その際、ほだされて蝋燭問屋「三倉屋」の内情を話してしまっていた。聞けば、團右衛門はその三倉屋を狙っているという。團右衛門は捨五郎に助っ人を頼んできた。さらに平蔵に一泡吹かせるべく、火付盗賊改方の役宅に飯炊き男の竹造(うえだ峻)を潜り込ませているという。話を聞いた平蔵は、捨五郎を團右衛門一味に加わらせた。また竹造にさとられることなく、逆手にとって利用しようと泳がせる。だが、竹造を通じて捨五郎が平蔵の密偵であることがばれてしまう。團右衛門は、捨五郎と平蔵に目にもの見せてくれようと、すべての段取りを変更する。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
谷口喜羊司
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
尾美としのり
御木本伸介
江戸家猫八
菅原謙次
財津一郎


主な登場人物