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火盗

第3シリーズ


第18話「おみよは見た」(おみよはみた)

1992年5月6日放送


殺し屋・青堀の小平次(近藤正臣)は、茶問屋・八幡屋利兵衛が囲っている、お八重(桃山みつる)という女を殺した。だが、その現場をお八重の下女・おみよ(吉沢梨絵)に見られてしまった。殺しを見られたからには始末する。小平次は、殺しの仲立ちをしている大島の治兵衛(草薙幸二郎)の配下・宇吉(西沢利明)から、掟通りおみよを殺すよう念押しされる。だが、おみよは町方の調べに対し、小平次の顔も格好も見ていないと答えていた。お八重の件を含め、いわれのない殺しが続いていたことから、平蔵(中村吉右衛門)は殺し屋とそれを斡旋している者がいるとにらみ、調べを進める。口封じのために、おみよを探していた小平次は、偶然立ち寄ったそば屋でおみよに出くわす。だが、殺すのをためらってしまう。小平次は武家の出であったが、上役の罪をかぶって父は切腹、一家離散していた。その際、親戚に引き取られた妹の面影を、おみよに見ていたのだった。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
櫻井康裕
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
勝野 洋
江戸家猫八
梶芽衣子
近藤正臣


主な登場人物