過去の作品

火盗

第3シリーズ


第17話「忠吾なみだ雨」(ちゅうごなみだあめ)

1992年4月29日放送


同心・木村忠吾(尾美としのり)は、ある日浪人者ふたりに絡まれていた若い娘・お雪(喜多嶋舞)を助けた。忠吾は器量良しのお雪に惚れ込み、やがてふたりは結婚を約束するようになる。お雪は足袋屋「つちや善四郎」の主人・善四郎(山田吾一)に育てられていた。実はこの男、今は堅気となっているが、かつては鴨田の善吉という名で、鈴鹿の又兵衛(高松英郎)の片腕といわれたほどの盗賊であった。お雪は、善四郎の義兄である又兵衛の娘だったのだ。そんなことは露とも知らず、忠吾はお雪のことを平蔵(中村吉右衛門)に相談。お雪の身元を調べ始めた平蔵は、やがて又兵衛一味が動き出していることをつかんだ。又兵衛は引退を決意し、最後の大仕事に取り掛かろうとしていた。それを知った平蔵は、忠吾に内勤を命じる。盗賊改めと盗賊の娘の恋。悲しい運命が待ち受けていることを予感しながら、平蔵は又兵衛一味を捕えるため、調べを進めるのであった。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
下飯坂菊馬
監督
小野田嘉幹
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
高橋悦史
尾美としのり
江戸家猫八
梶芽衣子
喜多嶋舞
高松英郎


主な登場人物