過去の作品

火盗

第3シリーズ


第16話「おしま金三郎」(おしまきんざぶろう)

1992年4月15日放送


火付盗賊改方同心・松波金三郎(峰岸 徹)は、平蔵(中村吉右衛門)配下で腕利きのひとりであったが、強引な調べの手法もまた際立っており、同役とも折り合いがつかずにいた。その松波が、金で個人的に使っている密偵に七兵衛(不破万作)がいた。ある日、七兵衛のところにおしま(蜷川有紀)がやってきた。おしまは、火付盗賊改方が追い求めている盗賊・牛尾の又平(玉生司朗)の身内のひとりだった。又平一味の急ぎばたらきに嫌気が差したおしまは、七兵衛に足抜きをしたいと言ってきた。松波は、おしまの足抜きに力を貸すかわりに、又平一味の動きを知らせるよう持ち掛ける。すると、おしまから思いがけない提案が。松波の弱みを握りたいおしまは、一夜を共にしたいと言ってきたのだ。松波は平然とその提案を飲み、おしまから内情を引き出す。それによって火付盗賊改方は、又平一味を壊滅。だが後日、おしまとの関係が発覚した松波は、御役御免になってしまう。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
井手雅人
監督
小野田嘉幹
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
高橋悦史
峰岸 徹
蜷川有紀
不破万作


主な登場人物