過去の作品

火盗

第3シリーズ


第11話「夜鷹殺し」(よたかごろし)

1992年3月4日放送


江戸の町で夜鷹を狙った殺しが続けて起こった。夜鷹は御禁制の商売、見つけ次第お縄にする町方にとっては、何も騒ぐほどのことではないといった様子。一連の殺しで、密偵・相模の彦十(江戸家猫八)の知り合い、おつね(野平ゆき)も殺されていた。平蔵(中村吉右衛門)は、彦十の思いも汲み下手人探しに乗り出す。密偵のおまさ(梶芽衣子)をおとりにして、平蔵と彦十は毎夜、町に繰りだした。だが、なかなか夜鷹殺しは現れなかった。そんな中、おつねの死を悲観した亭主と娘が心中をはかる。平蔵不在の際は、決して町に出ないとの命令に背き、彦十とおまさは、ふたりだけで夜の町へ。その夜、夜鷹殺しが現れ、おまさは傷を負ってしまう。だが、その後も平蔵たちは夜の町に出るのをやめなかった。そして、ついに夜鷹殺しと遭遇、あとを追うと旗本屋敷に入っていった。そこは、御書物奉行を勤める川田長兵衛(中野誠也)の屋敷だった。平蔵らは、川田屋敷の住人を調べるのだが…。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
下飯坂菊馬
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
尾美としのり
江戸家猫八
藤巻 潤
梶芽衣子
中野誠也


主な登場人物