過去の作品

火盗

第2シリーズ


第8話「盗賊二筋道」(とうぞくふたすじみち)

1990年12月5日放送


ある日、平蔵(中村吉右衛門)と密偵・彦十(江戸家猫八)は、高萩の捨五郎(菅原謙次)を見かけた。その信条から江戸へは顔を見せないといわれている名の知れた盗賊である。捨五郎は、侍に斬られようとしていた農夫の子供を助けようとして足を斬られ、危ないところを平蔵らに救われた。そんな捨五郎は、彦十に篭滝の太次郎(石橋雅史)へ手紙を届けてほしいと頼む。太次郎は北陸道から越中・越後にかけて荒っぽい盗みをはたらく盗賊だった。盗みの口を斡旋する、口合人・寺尾の治兵衛(西山嘉孝)のたっての頼みで、捨五郎は本意ではない太次郎一味の盗みに手を貸すことになっていたのだ。彦十が届けた手紙を読んだ太次郎は、足の傷で盗みができなくなったとの文面に、袖にされたと勘違い。恨みを抱き、捨五郎と治兵衛の殺害を企てる。そのころ平蔵は、捨五郎を火付盗賊改方役宅に連れて帰っていた。一方、治兵衛は嫁入りする娘のために一世一代の盗みを計画していた。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野波静雄
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
高橋悦史
江戸家猫八
綿引勝彦
梶芽衣子
菅原謙次
西山嘉孝


主な登場人物