過去の作品

火盗

第2シリーズ


第17話「春の淡雪」(はるのあわゆき)

1991年3月13日放送


火付盗賊改方同心・大島勇五郎(中村浩太郎)は、与力・天野甚造(御木本伸介)に率いられ向かった捕物で刀を飛ばされ不格好によろめいた。だが、その身を恥じることもなく、危ういところを助けられた礼はいくら払うのが世間の相場か、などと聞くような男だった。 また、雪崩の清松(平泉 成)を、その前身さえ知らぬまま密偵として使っていた。さすがの平蔵(中村吉右衛門)も、そんな大島の行く末を案じていた。ある日、平蔵の密偵・大滝の五郎蔵(綿引勝彦)が、清松と盗っ人の銀太郎(椎谷建治)が連れだっているところを見かける。報告を受けた平蔵は、大島と銀太郎に見張りをつけさせた。大島は、清松に博打で百二十両の借金があり、それをネタに仲間に引き込まれそうになっていた。銀太郎は、盗賊・池田屋五平(中村又五郎)の配下でありながら、清松と手を組み、五平から千両もの金を奪おうと企てていた。清松と銀太郎は、五平の娘・お梅(鶴山小夕里)を誘拐し、身代金千両を要求する。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
杉村六郎
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
梶芽衣子
綿引勝彦
柴 俊夫
中村浩太郎
平泉 成
中村又五郎


主な登場人物