過去の作品

火盗

第2シリーズ


第14話「夜狐」(よぎつね)

1991年2月20日放送


夜狐の弥吉(江藤 潤)は、路上で素人女の世話を持ち掛け、世話をした女から割前を取るという隠し売女の斡旋を稼業としていた。ある夜、弥吉は若侍が殺されるところを目撃。翌日、死体を発見したのは遊郭から朝帰りした同心・木村忠吾(尾美としのり)だった。平蔵(中村吉右衛門)らがその身元を洗うと、三千石の大身旗本・近藤監物(根上 淳)の跡取り息子・小一郎(竹内隆治)であることが判明。不自然な殺され方から、平蔵は、近藤宅に密偵・伊三次(三浦浩一)を下働きとして潜り込ませた。一方、弥吉は殺しの下手人を突きとめ、近藤家の家督相続に絡む陰謀を探り出していた。裏で殺しの糸を引いていたのは、家督を実の息子・又太郎(久保龍一)に継がせたいと考えていた後妻の満寿子(佐野アツ子)だったのだ。弥吉は、井坂孫兵衛(沢 竜二)と組んで、満寿子らをゆすろうと脅迫状を送り付けた。伊三次の働きによって、弥吉らの企みを知った平蔵は…。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
安藤日出男
監督
小野田嘉幹
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
尾美としのり
三浦浩一
柴 俊夫
江藤 潤
芦川よしみ
沢 竜二


主な登場人物