過去の作品

火盗

第2シリーズ


第11話「四度目の女房」(よんどめのにょうぼう)

1991年1月30日放送


腕が良く評判の大工・伊之松(西岡徳馬)には、美人でよくできた女房のおふさ(森口瑤子)がいた。ふたりは誰もがうらやむ仲のいい夫婦だった。だが、伊之松の正体は、盗賊・利三郎(中田浩二)の配下であった。ある夜、塗り物問屋「橘屋」に賊が押し入り三千八百両が盗まれた。賊がどうやって入ったのか、相当な重量の金をどう持ち出したのかも不明。火付盗賊改方の筆頭与力・佐嶋忠介(高橋悦史)らの調べにより、倉の正面に滑車のような物が取り付けられていたことが判明する。そこから倉の改築時に図面を引いた伊之松の名前が浮かび上がった。だが、伊之松は失踪してしまう。実は、新たな盗みのために尾張へと向かっていたのだ。平蔵(中村吉右衛門)は、同心・木村忠吾(尾美としのり)におふさを見張らせ、伊之松の帰りを待つことにする。一年後、おふさは、生活のためとはいえ、その器量の良さを買われて通い小町になっていた。そんなおふさを、伊之松の盗賊仲間・仁吉(花上 晃)が狙っていた…。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
小野田嘉幹
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
高橋悦史
尾美としのり
江戸家猫八
三浦浩一
西岡徳馬
森口瑤子
入江若葉


主な登場人物