過去の作品

火盗

第2シリーズ


第1話「おみね徳次郎」(おみねとくじろう)

1990年10月17日放送


髪結いの徳次郎(峰 竜太)は、料理茶屋「万屋」の女中・おみね(宮下順子)と暮らしていた。徳次郎は、平蔵(中村吉右衛門)のことを親の仇と恨む盗賊・西浜の甚右衛門の配下で、引き込みと錠前外しの役目を担うという別の顔を持っていた。ある日、一味のひとり、佐倉の吉兵衛(中井啓輔)が徳次郎を訪ね、至急大坂へ向かうよう甚右衛門の指示を伝えるが、それをおみねに知られてしまう。どこまでもついて行くというおみねに、徳次郎は大阪に連れて行くことを決意する。ちょうどそのころ、密偵のおまさ(梶芽衣子)は、旧知の仲であるおみねと再会していた。おみねは、徳次郎とのことをすべておまさに打ち明けた。実は、おみねも盗賊・法楽寺の直右衛門(小松方正)の一味だったのだ。盗人同士の色恋はご法度、そのことを知りながら、おみねは徳次郎のことを本気で思っていた。事情を聞いたおまさは、ふたりの成り行きを平蔵の手に委ねるのであった。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
櫻井康裕
監督
小野田嘉幹
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
高橋悦史
尾美としのり
蟹江敬三
梶芽衣子
宮下順子
峰 竜太


主な登場人物