過去の作品

火盗

第1シリーズ


第24話「引き込み女」(ひきこみおんな)

1990年2月7日放送


磯部の万吉(金子研三)が江戸に戻ってきた。ひとりばたらきの盗賊で、確かな腕を買われて今も諸方の盗賊から助っ人を頼まれていた。ある日、万吉の行方を追っていた密偵のおまさ(梶芽衣子)は、かつて妹のようにかわいがっていたお元(高沢順子)と再会する。ふたりは昔、乙畑の源八の配下として引き込みをつとめていた。おまさがあとをつけると、お元は袋物問屋「菱屋」に入っていった。もしや万吉と盗みばたらきをするため引き込みに入っているのでは、と感じたおまさは、平蔵(中村吉右衛門)に報告。平蔵は、すぐさま菱屋に見張り所を設けさせた。一方、おまさは、物思いに沈んでいたお元のことが気になっていた。実は、菱屋の主人・佐兵衛(下塚 諒)と男女の仲になっており、かけおちを迫られていたのだ。そんな折、平蔵のもとに大盗・駒止の喜太郎(林彰太郎)一味が現れたとの報が入った。平蔵は、喜太郎と万吉、そしてお元がつながっているのではないかと考える。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
保利吉紀
監督
太田昭和
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
篠田三郎
香川照之
藤巻 潤
江戸家猫八
梶芽衣子
高沢順子


主な登場人物