過去の作品

火盗

第1シリーズ


第21話「敵」(かたき)

1990年1月17日放送


平蔵(中村吉右衛門)の剣友・岸井左馬之助(江守 徹)は、三国峠で五郎蔵(綿引勝彦)という男が襲われるところを見かけた。五郎蔵の兄弟分・五井の亀吉の息子、与吉(浜田隆広)が、五郎蔵を親の仇と思い込み襲ってきたのだ。もみ合ううちに与吉は転落、命を落としてしまった。亡骸を埋めてやる五郎蔵。その様子を見て、左馬之助は五郎蔵が盗賊なのではないかと、江戸まであとをつけた。話を聞いた平蔵が調べを進めると、男は名のある盗賊・大滝の五郎蔵だった。盗っ人気質がすたれ、稼業に嫌気がさして足を洗っていたのだが、病床に伏しているかつての配下・文助(草薙良一)と、遊女に身を沈めていた妻のお浪(浅見美那)を助けるため、再び盗みに手を染めようとしていた。そんな中、五郎蔵はかつての仲間・小妻の伝八(井上博一)が、親の仇は五郎蔵だと与吉に言っていたことを知る。内偵を進め、一味を一網打尽にするべく采配をふるっていた平蔵は、そうした事情を知り…。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
星川清司
監督
原田雄一
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
蟹江敬三
綿引勝彦
江守 徹


主な登場人物