桶狭間

OKEHAZAMA

3月26日(金)21時~23時32分

インタビュー

堀田道空役 竹中直人さん

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今回の出演のお話がきた時の感想は?
僕は、撮影現場は音楽でいう“セッション”のようなものだと思っています。台本はある意味、譜面。声をかけていただいて、現場に行くとそこに共演の方やスタッフがいる。その空気を感じながら、自分がどの音でゆくのか・・・。いつもそんな感じなので、役のことを考えて行くことがないのです。今回も現場を自分がどう感じられるのか、それだけでした。
海老蔵さんが演じる信長について。
海老蔵さんとは、一度、映画『一命』(2011年)でご一緒させていただいています。今回は、もうそのまま“信長”でしたね。海老蔵さんならではの信長になっている・・・って感じました。

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歴史上の人物を演じることについて。
「現代人であろうが、歴史上の人物であろうが、そこで生きている人間っていうことですから、特に意識はしていません。撮影のその瞬間、瞬間をとらえるのが監督の仕事だと思うし、その監督を感じて演じるのが役者の仕事だと思っています。戦国時代の人だからとか、考えたことはないですね。大河ドラマで1996年にはじめて『秀吉』を演じた時も、“とにかく、でたらめにしましょう”っていうことがプロデューサーとの約束だったんです。所作とかそんなものはすべてとっぱらってって。
そのインパクトが強くて後に何度か“秀吉”のオファーが・・・。
ふと考えると三池監督の映画『「熊本物語』(2002年)や大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)、昨年はゲームソフトでも秀吉のキャラクターになって。ずいぶん秀吉役はやっていますね。でも戦国の武将は他にも何人かやっているんですよ。信長も実は2回やっていますからね。加藤清正や石田三成もやりました。でも(歴史上の人物だからといって)特に意識はしていないですね。いつも、現場の雰囲気や空気を感じるだけです。
中尾さんが演じる木下藤吉郎(秀吉)について。
中尾君とは『軍師官兵衛』の時もご一緒でしたし、昔からよく知っていて。今回久しぶりに会うので、とても楽しみにしていました。“久しぶり!秀吉なんだ!”ってね(笑)。共演のシーン、とてもうれしかったです。
視聴者の皆様に見どころをお願いします。
なんと言っても、“海老蔵さんの信長”だと思います。海老蔵さんの信長、僕自身も楽しみです。広瀬さんとは2019年に、野田秀樹さんの舞台『Q:A Night At The Kabuki』でご一緒でしたが、とてもパワーのある女優さんだなと思いました。今回は共演シーンがなくて残念です。初時代劇だとは知らなかったので、広瀬さんの“濃姫”も楽しみですね。