十三代目市川團十郎白猿襲名記念特別企画『桶狭間OKEHAZAMA〜織田信長〜』(仮)

イントロダクション

フジテレビでは、市川海老蔵の十三代目市川團十郎白猿襲名を記念した特別企画ドラマを放送する。海老蔵が演じるのは戦国時代の武将・織田信長。ドラマは、圧倒的不利と言われた織田軍が今川義元の大軍を打ち破り、織田信長を一躍戦国時代の覇者に押し上げた伝説の一戦、“桶狭間の戦い”を題材とした本格時代劇『桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~』(仮)。海老蔵は今作品が、フジテレビ系ドラマ初主演となる。

織田信長=市川海老蔵

日本史上最も名高い“大逆転劇”とも言われている1560年の桶狭間の戦い。尾張東部に侵攻した駿河の大大名である今川義元の大軍に対し、尾張の織田信長がわずかな軍勢で今川本陣を強襲し、義元を打ち破った。今作品では、その奇跡の一戦“桶狭間の戦い”をフィーチャーする。

現実的な合理主義者で常に常識を疑い、自分の目と力のみを信じ、全く新しい価値を創造した男・織田信長が、高貴な家柄を尊び、慣習や伝統的価値観の守護者たる大大名であった今川義元を倒したことは、まさに中世から近世への時代の大きな変革の始まりを象徴している。一躍時代の寵児(ちょうじ)となった信長像は、伝統ある歌舞伎界の中心にありながら、常に変革を求めている海老蔵そのものとも言える。

また、織田信長は市川團十郎家の屋号である成田屋が、歌舞伎で演じ続けてきた大事な演目でもある。作家・大佛次郎は昭和27年、自身初の歌舞伎脚本として「若き日の信長」を十一世市川團十郎のために書き下ろした。それ以来、成田屋ではこの演目を大切に演じて続けてきた。海老蔵にとっても織田信長は特別に思い入れのあるキャラクターであり、團十郎襲名前にどうしても演じておきたかった作品なのである。

海老蔵が織田信長を演じるのはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(2017年)以来、自身にとって二度目。また、織田信長の仇(かたき)となる明智光秀の生涯を描く現在放送中のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』ではナレーションを務めている。海老蔵がフジテレビ系ドラマに出演するのは、2018年10~12月放送の月9ドラマ『SUITS/スーツ』(10、11話ゲスト出演)以来となる。

5月に十三代目市川團十郎という歌舞伎界の最高名跡を襲名する海老蔵が、型破りな発想と戦術で戦国時代を勝ちぬき、天下統一の基礎を築いた武将・織田信長をどのようなキャラクターに作りあげ、演じていくのか!?新たな市川團十郎としての思いと意気込みを込めた、そして映像作品としては海老蔵の集大成となるであろうこのドラマにご期待いただきたい。

脚本を手がけるのは、『なつぞら』の大森寿美男

『桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~』(仮)の脚本を手掛けるのは、連続テレビ小説『なつぞら』(NHK2019年4~9月)、大河ドラマ『風林火山』(NHK2007年)など数々のヒットドラマを世に送り出してきた大森寿美男。そして、『きらきらひかる』、『フジテレビ開局60周年記念ドラマ 松本清張 砂の器』などを手がけた河毛俊作が演出する。

コメント

市川海老蔵

本企画を最初に聞いたときの印象について。
『SUITS/スーツ』撮影の時に、フジテレビの方と次回は時代劇ドラマでご一緒したいと話していました。そんな時、信長を主人公とした原作企画の話があり、“信長”なら是非、演じてみたいと思いました。“桶狭間の戦い”に焦点を絞った脚本ができ上がり、これからの撮影が楽しみです。
フジテレビドラマ初主演になりますが。
時代劇ドラマですので、『鬼平犯科帳』などの名作で実績のあるフジテレビさんとご一緒できて幸いです。
織田信長を演じるにあたって。
私がイメージしている“信長”像を演じてみたく思っています。
視聴者の方へのメッセージ。
河毛監督の元、豪華な共演者が多数出演してくださると伺っています!放送をどうぞお楽しみにしていてください。

プロデュース・高井一郎
(フジテレビ第一制作室)

企画意図について。
今回のドラマは、桶狭間の戦い(信長VS義元)を中心に描きますが、若者が絶対強者に挑んだ勝負を描きたいのでもなく、また単なる世代交代、権力者の交代を描きたいのでもなく、中世という時代そのものが終わったこと、権威、価値、社会システムが大きく変革したその瞬間、を描きたいと思っています。それはまさに、年号が令和に変わって第四次革命とも言われるAI革命が起きつつある、この変革の時代にこそ打ち出すべきテーマと考えました。
主演の市川海老蔵さんのキャスティングに関して。
以前から上記(企画)のことを河毛監督と話していた時に、市川海老蔵さんが團十郎襲名記念で特別ドラマを考えているというお話を聞き、しかも題材は成田屋さんにとても縁がある“織田信長”だと(!)。そのシンクロニシティに監督と二人不思議な感覚を覚えました。そしてお会いしてみて“海老蔵さんは信長の生まれ変わりなのでは?”と思うくらい、他のキャスティング候補は1ミリも思い浮かびませんでした。
視聴者の方へのメッセージ。
これまで幾多の名だたる俳優の方々が演じてきた織田信長ですが、今回の海老蔵さん演じる信長はその決定版になること間違いなしです。僕自身ワクワクしています。どうぞご期待ください!
  • 市川海老蔵 
  • 脚本:大森寿美男
    (NHK連続テレビ小説『なつぞら』、
    大河ドラマ『風林火山』、
    『フジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画 黒部の太陽』他)
  • プロデュース:高井一郎
    (『SP(エスピー)』、
    『踊る大捜査線』シリーズ、
    『空から降る一億の星』他)
  • 演出:河毛俊作
    (『フジテレビ開局60周年記念ドラマ 松本清張 砂の器』、
    『フジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画 黒部の太陽』、『きらきらひかる』、WOWOW『パンドラ』シリーズ他)
  • 制作著作:フジテレビ