人はなぜ居酒屋に通うのか?
そこに行けば美味い酒が飲めるから。
そこに行けば美味い料理が食べられるから。
あの大将に会いたいから。
あの女将に会いたいから。
あの人が来ているかもしれないから。
とにかく誰かと愚痴りたいから。
新宿、高円寺、浅草、新橋。
それぞれの盛り場で、今日も、酒飲みはくだを巻き、でも実はかけがえのない時間を送っています。
“泥酔”までしてしまった人は取り扱いが難しいけれど、
“酩酊”ぐらいの人はあけっぴろげにもなり、
全く知らない人なのに、客観的にその人を見るとそこはかとなく面白い。
仕事のこと、家族のこと、友だちのこと、恋愛のこと。
お酒があれば、人はいつの間にか自分のことを語り始めるのです。
この番組は、
4つの街のいくつかの店に、ディレクターが何日も通い、
たまたま出会ったふつうの人の人生に触れ、時にはその人の人生を少しだけ掘ってみたりもしました。
すべては、一期一会。偶然。
でもそこには、ほんとうにいろいろな酒飲みたちとの出会いがありました。
あなたも、“酩酊という名のお品書き”を見に、居酒屋の扉を開いてみませんか?
■語り | 吉田鋼太郎 |
■ディレクター | 垣見麻里子 |
■構成・演出 | 浅井裕太郎 西原孝至 |
■編成企画 | 村上正成 |
■プロデューサー | 藤原 努(ホリプロ) |