この秋、日本で一人のフランス人作家がデビューしました。
彼の名は、リシャール・コラス。
実はコラス氏、作家のほかに、もう一つの顔を持っています。
その顔とは、高級ブランドの日本法人代表。
「日本は重要な市場である」との信念のもと陣頭指揮をとり、ビジネスマンとしても大きな成功を果たしているのです。
そもそもコラス氏と日本との出会いは1971年、18歳の時にひとりで日本を訪れ「日本に恋をした」。
日本を愛するコラス氏は週末には鎌倉の別荘で颯爽と作務衣を着こなし、日本文化に造詣が深く日本語も流暢。
まさに、日本人以上に日本を愛する男…。
そこで、この番組では、日本人より日本人らしいフランス人、リシャール・コラス氏に密着。
なぜ彼は、世界の中で日本というこの国にこだわるのか?
そして、作家として表現しようとしているものとは?
コラス氏の日常から見えてくるのは、日本人が忘れかけている日本人の心…
彼の言葉は、迷走するこの国にとって、羅針盤となります。
番組は、今、日本人を魅了するフランス人、リシャール・コラス氏ならではの人生哲学、人間像に迫ります。
そして、日本人が向かうべき場所を見つめ直します。