2005年11月6日(日) 03:00~04:00 放送(2005年11月5日(土) 27:00~28:00 放送)
【再】2007年6月14日(木) 02:38~03:38 放送(2007年6月13日(水) 26:38~27:38 放送)
ストリート・ペインティング…。
街中にあふれ“落書き”と呼ばれるこれら“グラフィティ”は、一体どの様な人が描いているのでしょうか?番組はそんな疑問から始まります。
時に“グラフィティ”は政治的なメッセージであったり、自由な芸術活動として受け止められる事もありますが、一般的にそれは“落書き”としてひとくくりにされてしまいます。しかしそんな“グラフィティ”に人生をかける若者たちがいます。
彼らは、ストリート・ペインティングをすることで一体何を表現しようとしているのでしょうか。
人とモノがごったがえす都市という場所は、時代によってそのカタチを変えてきました。一つの“生き物”として都市を見た場合、彼らの活動は細胞分裂を繰り返すために必要な一種のビタミン剤なのかもしれません。それは違った角度から見た東京のもう一つの姿、番組はそんな自分たちの活動を続ける人たちの姿を描きます。
番組はストリートを自分のキャンパスとして様々な活動を続けている人たちの日常を追います。
1970年代後半に桜木町の国道16号線沿い東横線高架下の壁面に初めて壁画を描き、ウォールペイント(ストリートペイント)の創始者として知られている。近年は、ライブペイントのイベントで全国を回っている。
下北沢の落書き対策として、シャッターに絵を描いているアーティスト。美大を卒業した彼女は、落書きに悩む商店街へ自らシャッターに絵を描くことを提案。その活動が話題となり、最近では全国から依頼が来ている。
山梨県在住のグラフィティアーティスト。地元エリアを中心に活躍しているが、最近では都内のギャラリーなどでも展示会を開催。現在、アパレルブランドの専属デザイナーとしても活躍中。
1990年代、日本にグラフィティが伝わったころから第一線で活躍するアーティスト。その作品は、独特な世界観と強烈なメッセージで様々なアートシーンでも影響を与えている。
2002年、若い世代がアートやスポーツなど、様々な分野で自分の夢を具現化し、責任を負いながらチャレンジを続けるための支援を行うことを目的とした、NPO法人コンポジションを設立。現在、グラフィティを中心に複数のプロジェクトで若い才能を支援している。