NONFIX過去放送した番組

昨今、「ボランティア」という言葉が新聞やニュースに出てこない日はない。

ある統計によれば、日本人の3人に1人はボランティア経験があるという。
NPO法にボランティア休暇、都立高校の奉仕活動必修化など、行政や一般企業、教育現場でもボランティアの導入が進んでいる。
そう、時代はボランティア万歳!

でも、ちょっと待って。
「ボランティア」って、どういう行為なの?

えらい。 きれいごと。 ただ働き。 余裕のある人がすること。
偽善。 無償の愛。 社会奉仕。 自己満足。

街の声をきいてみると、「ボランティア」に対するイメージはどれも曖昧で、バラバラだ。

私たちは普段「ボランティア」という言葉を、あまりよく考えずに使っているのかもしれない。

「ボランティア」っていったい何なのだろう…


全てはこの時からはじまった

1995年1月17日 阪神・淡路大震災発生

神戸で活動したボランティアは地震発生後の3ヶ月間で100万人を超えた。
市民活動がほとんど根付かない日本で、ボランティアが大きく注目されたのはこのときが初めて。
1995年は、「ボランティア元年」と今では呼ばれている。