改革開放路線の浸透で、急速な経済発展を続ける街・上海。
ニューヨークの摩天楼にも匹敵する超高層ビルが林立し、中国の近代化をリードしている。
中国4千年の歴史の中で予想だにしなかった急速な変貌。まさに奇跡の都市・上海!
その勢いは今も留まる所を知らない…今がバブルの絶頂である!
そんな経済発展により街の変化や、人々の生活はどの様に変わったのか?
今年9月、世界的なイベント「F-1」の開催が決定!
上海市郊外の嘉定区安定に総投資額756億円をかけてサーキット場を完成。
上空からコースを見ると「上」の文字が浮かび上がる設計。
F-1誘致による、上海の熱い意気込みが感じられる。
上流階級のステイタスでもあるF-1の開催は上海の経済発展の象徴とも言える。
上海は今、2週間に一つ高層マンションが建つほどの建設ラッシュ。
街のあちこちに新築マンションが建ち並び、不動産オークションの会場を覗いて見ると、新たなマンション建築の為、億単位の値で土地が落札されていた。
しかし建ち並ぶマンションには生活感は無く、夜になって明りが灯る部屋はまばら。
それは一体何故なのか? 不動産バブルの実態に迫る。
経済発展の著しい上海は今、世界で最も注目の町。
外資系企業も続々と進出してきている。
上海は共産国でありながら、経済都市へと姿を変え、経済戦国時代へと突入した!
そんな上海には、一攫千金のチャンスが無限に広がる。
年齢や性別はおろか国籍までも関係なく、実力者だけが生き残れる経済の街・上海。
そんな上海で戦う様々な人たちを追ってみた!
トップモデルを目指し、17歳にして河南省の田舎町から上海へやって来た張芳さん。
現在の月給は4万円。家は1Kの団地に友達と2人暮らしと苦しい生活。
しかし、トップモデルになるには上海に来る事が必要不可欠!
何故なら、世界的なイベントが多く行われ、流行の発信地でもあるからだ。
トップモデルになれば年収1億円も夢じゃない。世界に羽ばたくチャンスもある。
17歳の少女は上海夢想(ドリーム)を追い求める。
上海でネイルサロン「MISS YUN」を経営する日本人・吉田佳世さん。
上海の人の多さに目をつけ、ここで勝負する事を決意。
アメリカ・カリフォルニア州で修行し、OPIのライセンスを取得。
3年前に上海で開業し、現在は500人のクライアントがいるという。
しかし、成功までの道のりには中国ならではの様々な問題にも直面したという。
何故、修行先のアメリカではなく、あえて言葉も喋れない上海に店を構えたのか?
上海の何処にそんな魅力を感じたのか?
吉田さんを通し、日本人の視点で、上海の魅力を語ってもらった。
上海女性憧れの生活を送る、高ばい(こうばい)さん、27歳。
今、上海建築業界で最も注目されている女性建築家。
上海の一流大学「同済大学」(理系大学では上海No.1)建設設計学博士号を取得。
現在は外資系建築設計会社の上海主席代表。
27歳の若さにしてMyカー・Myマンションも手に入れた成功者である。
流暢な英語で外国人と接する姿・パソコンに向かって仕事をする姿は、ビジネスウーマンそのもの…「今は男より仕事が大事!」とキッパリ!
上海も日本と同様に結婚せず、仕事に打ち込む女性が増えているという。
経済都市となった上海を、彼女はどう思っているのか?
上海で高級鉄板焼き店を経営するファンさん。
時計・バッグ・洋服・靴など、身につけている物は全て高級ブランドばかり。
上海で成功を収めているセレブである。
高級レストランで食事・運転手つきの乗用車・高級ブティックでショッピング。
ファンさんの私生活はバブルそのもの…
お付き合いする人たちも、上海の叶姉妹と呼ばれるパーティークイーン・大手広告代理店婦人・上海の不動産王・上海一の人気風水家とVIPばかり…
バブルの真っ只中にいる派手な私生活を追った。
急激な経済発展に伴い、上海の街や人々の生活は確実に変化している。
2004年・F-1開催、2008年・北京五輪、2010年・上海万博と、今後も上海の勢いは止まらない!
今、世界で最も熱い街・上海の現状に迫ります。
■ プロデューサー | ![]() |
伊秩 実 五味 喬(NCV) |
■ ディレクター | 熊木祐一(NCV) | |
■ 構成作家 | 水野しげゆき | |
■ 制作会社 | NCV |