2001年2月3日(土)27:25~28:25(関東)
世の中には、どうしても東大に行きたい…そんな願望が存在します。
偏差値教育が見直され、やれ教育はゆとりだとか、やれ実社会は学歴不問だ、などいろんなことが言われ始めていますが、それでも受験界の東大人気は一向に衰えることを知りません。同年齢人口1000人の中で東大生になれるのは僅かに2人。
果たして「東大神話」とは何なのでしょうか?
「東大卒」の先に人は何を見るのでしょうか?
受験競争の勝ち組、実際の東大生の目を通して「東大を目指す人生」について考えてみたいと思います。
東大は全国の秀才たちが集まる場所と考えられがちですが、それは間違い。実際の所、東大合格には王道ともいうべき「合格しやすいルート」が存在します。
まず、合格者の約半数が有名私立進学校といわれる中高一貫教育の学校出身者。 そして出身地は東京が3分の1、関東まで含めると3分の2。親の年収平均1034万円。
結局、東京出身のお金をかけた教育エリートたちが行く学校という実態が浮かび上がります。関東出身ですが、有名進学校出身ではない山本君の受験生活を通して東大受験の実態をのぞきます。
鹿児島ラサール出身。東大文一。昨年のセンター試験で五教科800点満点中、784点を記録した天才。一教科平均98点。彼の受験生活を支えたモチベーションとは?
1999ミス東大・大竹詠子さん
東大生の童貞、処女率:80%(入学時)。
現役合格者に限れば85%。
渋谷に東大生なら誰しも必ずいちどは行くという居酒屋雑居ビルがあります。 東大落語研究会のコンパをのぞいて見ました。
駒場キャンパスの銀杏並木道にまつわる不吉な伝説があります。 東大女子なら誰しも知るこの伝説の正体とは?
頭脳明晰しかも美しい。ミス東大の思い。
…世間知らずで、プライドばかり高いと言われる東大生。 果たして自分たちはどう感じているのか?キャンパス内で多数インタビュー。
そこから彼らの背負う「東大」が見えてくる。
駒場一号館のトイレには東大生による落書きが記されている。そこに書かれた 彼らの悩み。
安定志向が非常に強いと言われる東大生。しかし2人はあえてベンチャーを目指しました。そこにあるアンチ東大の意思とは?
~東大に合格した人々、東大に通う人々…彼らの話からは「自分が東大生である」 ということへの強い意識が感じられます。エリート街道を歩みながらどこか自信を持ちきれない東大生の姿に、日本の縮図を見る気がしました。
2001.1月 国分禎雄ディレクター