- 今作のオファーを受けた時の感想は?
- すごく嬉しかったです。私はよく占いに行くんですけど、前世を聞くと必ず魔女か忍者と言われるんです。まるで二大巨頭のように言われていたので、そのうち忍者の役がくるのかなぁ?と思っていたら、今回バッチリ忍者役をいただけました(笑)。もしかしたら前世でやっていたかもしれない忍者を演じると言うより“生きる”みたいな気持ち?前世通りにやるような気持ちで臨みたいと思っています。
- 蛍はどのようなキャラクターですか?
- 忍者としては甲賀の一派閥のしきたりと言うか、一匹狼で結構自由に活躍するところで育ったしっかり者です。そういった性格なので夫の悟郎(鈴木伸之)のだらしないところにイラッときてしまうんです。そんな、夫婦間にある蛍と、忍者としての蛍の表情などを大事に演じていきたいです。
- 蛍に共感出来る部分はありますか?
- 共働きなのに、何で私だけが家事をしないといけないの?とかはありますね。そこは昔からの日本の風習が根付いていて、悟郎自身が作品では男性優位としている伊賀の一族で育っているからという事もあるのですが…。そういった時代背景もストーリーに組み込まれながら進むので、そこで蛍が感じる不満、本当に小さな事ですけど、トイレを座ってしてくれない、電気を点けたら点けっ放し、冷蔵庫のドアも開けっぱなしみたいなことが積み重なった方が根が深くなってしまうというセリフがあるんです。これは夫婦じゃなくても感じることで、蛍には奥さんというより人として共感出来る部分が、私だけではなく皆さんにも感じていただけるのではないかと思います。
- 悟郎を演じる鈴木伸之さんの印象は?
- 以前から礼儀正しくて穏やかな方という印象を持っていました。実際にお会いしても、温かい感じで迎えてくださって…。収録現場の雰囲気は、対人のイメージが大事だと思っています。緊張してお芝居に臨むより、お互いに打ち解けて穏やかな気持ちでお芝居出来る方が嬉しいので、今回の悟郎役が鈴木さんですごく良かったと思っています。
- 忍者のイメージは?
- やはり頭脳も体力も全て鍛え上げられていて、何でもこなせて臨機応変に対応出来るというイメージがあります。ですので、今回はアクションもたくさんあるので、忍者は俊敏にスマートに力技で相手をねじ伏せるのではなく華麗に巧みに動かなくてはいけないイメージなので、美しさや所作を歩き方ひとつから大切にしたいです。蛍は自転車に乗ることが多いんですけど、そういったちょっとした日常生活にも忍者っぽさを意識しながら演じられたら良いと思っています。
- 今作の収録で楽しみになさっていることは?
- やはりアクションはひとつの見どころになると思います。そして、蛍と悟郎はお互いの正体を知らないまま結婚しているのですが、結婚生活の夫婦のあるあると言うか、女性ってこういう風に男性を見ているんだ、逆に男性は女性をこんな風に感じているんだといったことを皆さんの共感を得られるようにお届け出来たら良いなと思っています。回を追うごとに敵になったり味方になったり、果ては日本を巻き込む大事件に発展していくというスケールの大きさまでを丁寧に演じようとも思っています。
- 最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
- 恋愛、結婚あるあるがすごく詰まっています。お互いに正体を知らないまま結婚してしまった、伊賀と甲賀の忍者2人がどうなっていくのか?忍者サスペンスも満載ですし、“共感エンターテインメント”のような感じで、男性にも女性にも、どんな年齢層の方々でも楽しんでいただける作品になっていると思います。もしかしたら、日本人だけではなく海外の方々にも楽しんでいただける作品なのではないかなと思うので、一生懸命がんばります。