第10話
6月16日放送

神社にふたりでいたのは長倉和平(中井貴一)と水谷広行(浅野和之)。彼らの脳裏には、同じ言葉が浮かんでいた。
「いったい、なぜこうなった?」
それより一日前…。
吉野千明(小泉今日子)はいつもの女子会へ。だが、水野祥子(渡辺真起子)のスマホに届いたメッセージの「誤爆」でムードは一変する。祥子に、部下から彼女を罵る言葉が「間違えて」届いたのだ…涙する祥子を慰める千明と荒木啓子(森口博子)は、もはや自分ごとのように悲しむばかり。
他方、和平は娘の長倉えりな(白本彩奈)とその恋人・木村優斗(西垣匠)との食事からの帰路。鎌倉を離れて旅に出るというふたりの考えを聞き、一抹の寂しさを感じる和平は、この話を千明と分かち合いたい思いに駆られる。
それは千明も同様。けれど、祥子に起きた事件で悲しみに暮れる千明が駅に着くと、偶然通りかかったのは成瀬千次(三浦友和)。「あなたが今会いたいのは私じゃない」。そう語る成瀬はすぐに和平へ電話を。やがて、和平が合流。成瀬の優しさを噛み締めたふたりはバーで互いの「孤独」を打ち明けるのだった。


同じ頃、水谷典子(飯島直子)は雑誌編集部の誘いで、エッセイの執筆に精を出し、病が完治した長倉真平(坂口憲二)は、自由を楽しんで前向きに生きる心境に。また、長倉万理子(内田有紀)も、「チーム千明」の面々と「月9」ドラマの企画をついに提出、緊張の日々から解き放たれていた。
明くる日。和平は、早田律子(石田ひかり)と仕事の合間にランチ休憩へ。しかし、和平が自宅から持参した弁当に、「あるモノ」が紛れ込んでいて、とんでもない騒動が巻き起こる…!

