第8話
6月2日放送

長倉万理子(内田有紀)が新たに取り組んでいたのは月9ドラマの企画書。それは万理子が吉野千明(小泉今日子)へ抱いてきた「想い」をテーマにした、彼女が書く初めてのオリジナルの物語だった。
一方、水谷典子(飯島直子)は一人暮らしの寂しさに気持ちが沈んでいた。自宅には夫・広行(浅野和之)と息子の翔、3人で暮らした思い出が、様々な「モノ」に宿っていて、片付けをしようにも処分できない。困った典子は千明へ連絡。たまたまカフェ・ナガクラのテラスで長倉和平(中井貴一)と飲んでいた千明は、連れ立って典子の自宅へ。
別の日。長倉真平(坂口憲二)と知美(佐津川愛美)一家がカフェ・ナガクラで盛大なパーティを開催することに。なにやら真平から皆に「伝えたいこと」がある様子。真平に言われて、パーティの準備が終わるまで千明宅で待機する千明と長倉家の面々。そして、真平の口から告げられた言葉に―。


後日、職場のJMTテレビに戻ってきた千明は暗い顔をしていた。その理由は、女子会仲間の音楽プロデューサー・水野祥子(渡辺真起子)によるバンドのお披露目会で、荒木啓子(森口博子)から定年で今の職場を退職する意思を聞いたため。彼女の決断を理解しつつも、切ない気持ちの千明。
そんな彼女に「今の千明さんにスタッフルームに入ってほしくないです」と厳しい言葉を向けるのは、長年にわたり千明の片腕を務めてきた三井さん(久保田磨希)。彼女の思いがけない叱咤激励に、千明は再び気合いを入れ直すのだった。
そして、和平の方にも運命の日がやってくる。それは伊佐山良子市長(柴田理恵)から打診されていた、次の鎌倉市長選立候補への返答を伝える日。
市長の熱い想いに対して、和平が出した結論とは…。

