続・続・最後から二番目の恋

2025年4月14日(月)スタート 毎週月曜よる9時放送

ストーリー

第2話

『続・続・最後から二番目の恋』吉野千明(小泉今日子)、長倉和平(中井貴一)、長倉真平(坂口憲二)、長倉万理子(内田有紀)、長倉えりな(白本彩奈)、水谷典子(飯島直子)

鎌倉市観光協会に新たなスタッフとしてやってきた早田律子(石田ひかり)に挨拶する長倉和平(中井貴一)。彼の名前を聞いた律子は、亡き父の残したタイトルが「未亡人」の成人雑誌やDVDの箱に書いてあった「くらちゃん」という文字が頭をよぎる。
一方、胸の動悸を感じて病院に来ていた吉野千明(小泉今日子)は、目の前に現れた医師・成瀬千次(三浦友和)の爽やかさに心惹かれ、成瀬も千明の顔を見て、亡き妻とそっくりな千明に驚いていた。

和平と律子は観光地を見て回る。律子は緊張しながらも「今日が私の第二の人生のスタート」という言葉を聞いて、和平は自身の定年後の再任用のことを思い出し、律子をそっと応援する。
その頃、病院を後にした千明は、その後の蕎麦屋でもたまたま成瀬と相席になる。そこで成瀬の人柄を知り、心を捕まれる千明であった。
そして和平は、今は課長となった田所勉(松尾諭)の相談飲みに付き合わされ、千明は友人の荒木啓子(森口博子)水野祥子(渡辺真起子)と成瀬の話で女子会を謳歌するのだった。

『続・続・最後から二番目の恋』長倉和平(中井貴一)、早田律子(石田ひかり)
『続・続・最後から二番目の恋』吉野千明(小泉今日子)、成瀬千次(三浦友和)

そんな中、長倉万理子(内田有紀)は、「月9企画募集」というチラシを見つめている。
水谷典子(飯島直子)はベランダで一人煙草を吸い物思いにふけ、長倉真平(坂口憲二)は家族との幸せな時間を過ごし、それぞれが様々な想いを抱える長倉家の面々であった。
そしていつも通り古民家カフェ・ナガクラでの朝。いつも通り、千明と和平は顔を合わせるが…。

『続・続・最後から二番目の恋』長倉万理子(内田有紀)
『続・続・最後から二番目の恋』水谷典子(飯島直子)
『続・続・最後から二番目の恋』長倉真平(坂口憲二)、長倉知美(佐津川愛美)
『続・続・最後から二番目の恋』吉野千明(小泉今日子)、荒木啓子(森口博子)、水野祥子(渡辺真起子)
バックナンバー

吉野千明(59)/小泉今日子

テレビ局のドラマ制作部に所属し、ヒットシリーズを担当するゼネラルプロデューサー。性格は明るく、世話好きの姉御肌で誰からも好かれる反面、かなりの毒舌家で、和平(中井貴一)から“元ヤンキー”と言われるほど、ガラが悪くなることも。恋愛経験は豊富だが結婚は二の次で、仕事に強いプライドを持っている。和平をはじめとした近隣の長倉家の個性的な面々と出会い、彼らと正面からぶつかり合いながらも新たな暮らしを手にしていく。和平とは、話せばすぐに口論になるなど、ケンカが絶えないが、なぜだかウマが合うという不思議な関係を保っている。

長倉和平(63)/中井貴一

鎌倉市観光推進課課長兼秘書課課長のちに観光推進課部長経て、定年後の現在も観光課で“指導監”という役職で働いている。性格は生真面目な堅物で理屈っぽく、なにかと説教臭い。また、自分にも他人にも厳しい質で、なかなか羽目を外すことが出来ない性格。両親を早くに亡くし、一家の大黒柱としての責任感から実直に生きてきたため、口うるさくもあるが、長倉家の長男としては立派で頼もしい長男。好みのタイプからはつれなくされるのに、なぜか未亡人にばかり好意を寄せられるというかなり特殊な女難体質。千明(小泉今日子)と出会って以来、久しぶりの“恋の感触”に触れ続けている。

水谷典子(58)/飯島直子

水谷典子(58)/飯島直子

長倉家の長女、和平の妹、双子の姉弟の姉

長倉家の長女(和平の妹)で専業主婦。性格は超マイペースで自己中心的。他人の話はまったく聞かず、物事を深く考えずノリと勢いに任せて生きている。さらに口が軽く、余計なことを話す割に肝心なことはなぜか言わない問題児。息子はすでに独立しており、夫のことはすでに無関心。アプリの隙間バイトをしながら、自由気ままに今を生きており、女性としてのポテンシャルは高いと思っている。

長倉真平(48)/坂口憲二

長倉家の次男、双子の弟、和平・典子の弟

長倉家の次男、万理子(内田有紀)の双子の弟。自宅を改装しオープンした「カフェナガクラ」の店長であり、千明(小泉今日子)の元カレ。明朗快活な上に、料理はもちろん、家事全般をそつなくこなす。子煩悩なしっかり者で兄の和平(中井貴一)とは心を許せる親友のような間柄。実は深刻な病を抱えている。これまでは常に自分の感情を押し殺すように生きてきたが、2014年に晴れて和平の職場の部下と結婚している。

長倉万理子(48)/内田有紀

長倉万理子(48)/内田有紀

長倉家の次女、双子の姉、和平・典子の妹

長倉家の次女、真平(坂口憲二)の双子の姉。極度の人見知りで、人の何気ない言葉に深く傷ついてしまう繊細な心の持ち主。性格は意外とお茶目かつ観察力が鋭く、ファッションが奇抜で凝り性。千明(小泉今日子)という存在に万年恋こがれており、千明にその個性を買われ、現在は千明専属の脚本家をしている。

長倉えりな(24)/白本彩奈

和平(中井貴一)の一人娘。大人びており、性格はクールでドライ。和平に対しては特に手厳しく、辛辣(しんらつ)かつ愛ある言葉を投げかける。その反面で千明には懐いている。現在は美大を卒業し、実家に戻り、海に流れ着くものでアートを作る海ゴミアートクリエイター。

長倉知美/佐津川愛美

長倉家の明朗快活な次男(双子の弟)・真平(坂口憲二)と結婚し、双子の産休育休を経て、仕事に復帰。鎌倉市役所・観光推進課の職員として時短勤務中。職場では和平(中井貴一)の同僚でもあることから、職場で家のストレスを漏らしてしまうこともあるが、明るくおおらかな性格から周りの職員たちに温かく見守られている。

水谷広行/浅野和之

自己中心的な自由奔放専業主婦の水谷典子(飯島直子)の夫。
見た目は真面目そうだが、お調子者かついい加減で無責任な性格。妻に内緒でキャバクラ通いもしていた根っからの遊び人。過去には典子と離婚の危機を迎えるなど夫婦関係はすでに冷え切っている。また、荒野を求めた流浪に憧れを持ち続ける昭和気質のファンキーな男であり、何もないよりは行動して後悔した方がいいという行動力のある男。気がつけば失踪まがいな“放浪の旅”に出ており、妻の典子も無関心。

水野祥子(59)/渡辺真起子

かつては若手バンドを育成していたが、今はアニソンやK-POPに助けられている音楽業界に勤務する音楽プロデューサー。相変わらず独身ではあるが、恋多き大人のオンナ。千明(小泉今日子)と啓子(森口博子)とは古い付き合いで、何かにつけては大人女子会で互いの“今”を語らっている仲。

荒木啓子(59)/森口博子

出版業界に勤務する雑誌の編集マン。祥子(渡辺真起子)の務める音楽業界同様に出版業界も不況の中、自身の生き残りをかけて悪戦苦闘中。啓子も独身で、千明(小泉今日子)・祥子・啓子の59歳同士の独身トリオは、日々「恋愛&仕事」トークで酒を交わしている。啓子自身の恋愛はというと、すっかりご無沙汰中。

成瀬千次(73)/三浦友和

親の代からの医院を受け継ぐ町医者。看護師をしていた妻と結婚するも子どもは授からず、医院を次ぐ後継者はいない。すでに妻は他界。10年経った今でも、妻を想う愛妻家。現在は、昔から働いてくれている事務の森下さんとふたりで病院を切り盛りしている。
休憩時間に近所のおばちゃんたちに待合室を開放するような心豊かな、ちょっとお茶目な内科医。
和平(中井貴一)と出会い、10歳も年下の和平に親しみを覚えていく。ある日、千明(小泉今日子)が病院を訪れ、成瀬はとても驚く。そこには訳があった・・・。それからは千明が医院に訪れることをどこか心待ちにする日々を過ごしている。

早田律子(52)/石田ひかり

過去作に登場したスケベでもどこか憎めない愛されキャラの地元鎌倉の“名物おじいちゃん・一条さんのひとり娘。外語大卒業後、商社マンと結婚。長い間、海外生活を送っていたが夫が亡くなったことを機に帰国。実家のある鎌倉に帰って来た。子供はいない。曲がったことが大嫌いで、地に足を付けて慎重に人生を歩んできた。しかし、亡くなった夫の秘密を知り、すべてがバカバカしくなる。セカンドライフを生きるために、鎌倉観光協会の通訳のバイトに応募。インバウンドが進む鎌倉の外国人観光客相手に通訳の仕事をしている。そこで和平と出会い、自らの“殻”を打破したいという気持ちに駆られ・・・。好奇心旺盛かつ積極的な未来を描こうと人生に奔走中。