"春の寒さ"と"観天望気"
ここ最近、4月にもかかわらず、寒い日が続きましたね。
このように寒い日が続いたのはどうしてなのでしょうか?
サエコの感天望気のコーナーです。
寒さの原因は、シベリアからの冷たい空気が、日本に流れ込んで来たから
なんです。
関東地方の場合は、南の低気圧の影響で
冷たい空気が強く引き込まれました。
このため、息が白くなるほど冷え込んで、
雪の降る寒さとなったのです。
さて、新しく始まりました、サエコの「感天望気」!!
人々は、古く、天気予報がない時代から、空の様子や体感を観察して
その後の天気を予測てきました。このことを【観天望気】といいます。
皆さんに空を感じてほしかったので【感天望気】というコーナー名にしました。
ぜひ、みなさんも自然現象に目を向け、からだで感じて、空をうらなってみてく
ださい。
桜の花持ち
今年の桜は咲き始めてから開花、満開の期間を通して“花持ち”がよかったんです。
都心では、桜の花びらが舞い始めましたが、こんなに花持ちがよかったのは
気温が低かったことと大きく関係しているんです。
では、気温と桜の成長過程を振り返って行きましょう。
これは、東京で桜が開花した日からの最高気温と最低気温のグラフです。
先月22日に桜が開花してから、しばらくして平年を下回る寒さが続きました。
1日に入ると暖かい空気が入り満開を迎えましたが、
満開の後、再び気温が低くなったため、結果的に花持ちがよくなりました。
また、強い風が吹き続いた月始めでしたが、
満開を迎えたばかりだった事もあり、強い風にも耐えることができたんです。
今年は気温や風の条件のバランスがよく、長い期間、お花見を楽しむことが出来たんですね。
今年は寒い日が続きましたが、そのおかげで長い間桜を楽しむことが出来ましたね。
入学式に満開の桜を楽しめた方も多いのではないでしょうか。