episode2.
「ソーシャル・ラブ」
転校生のナノ(仲島有彩)を助けたことをきっかけに、平凡な演劇部員・佐野晴(百瀬拓実)は“王子”として祭り上げられ、ナノとの恋物語がSNSで拡散される。二人が理想のカップルとして消費されていく一方、晴の恋人・結衣(朝日奈まお)は“悪役”に仕立て上げられ炎上し、正義と称賛に酔いしれた晴も引き返せなくなっていた。
やがて物語は、誰も想像しなかった結末へ――。“いいね”の数が真実を書き換える世界で、最後に笑うのは誰なのか。
百瀬拓実 朝日奈まお
浪子 想
episode3.
「女王の資格」
ナノ(仲島有彩)が転校してきた名門校では、亡きデザイナーが遺した「女王のドレス」を巡る投票が始まる。容姿と人気で選ばれる女王の座に執着した美咲(ハリン)は、ライバルへの嫉妬とSNSの評価に追い詰められ、やがて禁断の方法に手を出してしまう。その選択が彼女の欲望に呼応するように暴走し、取り返しのつかない代償をもたらすことに…。
過熱する票と称賛の裏で、ナノは微笑む。欲望が暴かれたとき、女王になるのは――。
ハリン
Yoo Youngseon
episode4.
「正しいのは私」
教育改革を掲げ、「正しさ」で生徒を導こうとする高校教師・阿井美奈子(安達祐実)。だが共感や優しさが重視される時代で、その厳格さは次第に孤立を招いていた。
校内で起きたある騒動をきっかけに、彼女の正義は大きく揺らぎ始める。そんな阿井の前に立ちはだかる、転校生ナノ(仲島有彩)。静かな眼差しで矛盾を見抜き、核心を突く言葉で彼女を追い詰めていく。理想を掲げる教師と謎めいた少女――その裏に隠された真実とは。
安達祐実
田中幸太朗
浪子 想
episode5.
「憎しみの壁」
弓道部の春香(田牧そら)は、憧れの先輩ミユ(黎架)の隣に立てる存在でありたいと願っていた。そんな中ナノが弓道部に入部し、才能と存在感で瞬く間に人気者になっていく。強い嫉妬心を抱いた春香が、衝動のままトイレの壁に書いた“願い”は、やがて現実を歪め始める。
的中する矢、逆転する評価、そして暴走する好意。言葉は次第に呪いへと変わり、春香の日常を侵食していく。すべてを見つめるナノの微笑みの意味とは――。
田牧そら
Yoo Youngseon
episode6.
「探しものは何ですか?」
盗みをやめられない孤独な青年・タクト(西山蓮都)は、骨董品屋で謎めいた少女・ナノ(仲島有彩)と出会う。後日タクトの学校に転校してきたナノは、彼の孤独に触れ、秘密を共有することで、互いに胸の奥を埋め合うように距離を近づけていく。
ゲーム感覚で盗みを繰り返していた2人は、やがて校長室の金庫を狙うという大胆な挑戦に踏み出す。タクトは初めて誰かを信じ、守りたいと感じるが――。
西山蓮都
中島ひろ子
畑中みゆき



















ナノ役 仲島有彩
堤幸彦監督、熊切和嘉監督、ユ・ヨンソン監督、畑中みゆき監督という4名の方にデビュー作品を撮っていただけたことを、大変光栄に思っております。初めてこのお仕事ができると聞いた時は、身が引き締まる思いでした。
ナノを演じるにあたり、登場人物や作品ごとに距離感やキャストの皆さんとの向き合い方は変わっていきましたが、ナノは女子高生でありながら大人をも翻弄し、掴みどころのない存在です。気が付くと、観る側も他とは切り離された「ナノの世界」に入り込んでしまうそんな人物像を、各話を通して一貫して演じ続けることが、この作品の世界を楽しんでいただくための自分自身の大きな挑戦でした。
その挑戦を、それぞれの監督が丁寧に導いてくださり、心から感謝しています。
監督 堤幸彦
世界的に知られている作品『転校生ナノ』の日本版シリーズ episode1.の演出を仰せつかり、誠に光栄である。国際的で多彩なスタッフ座組の中、ミステリアスな設定、ダークな人物造形、スピーディーでポップな展開、監督としての原点に帰ったように楽しみながら、フルスイングで撮影させていただいた。なにより主演の仲島有彩さんの“ナノっぷり”は特筆に値する。ぜひお楽しみいただきたい!
監督 熊切和嘉
オリジナル版はドロドロした題材を扱いつつも異国の地というだけで、抽象的な世界観を持ったファンタジーとしての面白さがあった。しかし、日本を舞台にしたリメイクとなると、そうはいかない。見慣れた風景の中で繰り広げられるドロドロは、否応なしにある種の肉体性をともない、必要以上に観客に嫌悪感を抱かせるきらいがある。
そんな中で大きな武器となったのが、仲島有彩の存在。彼女のどこか実在感の希薄なキャラクターが、作品をちゃんとファンタジーに昇華させてくれたと思う。
脚本・監督 ユ・ヨンソン
『転校生ナノ』は、創作者の好奇心を強く刺激する魅力を持ったキャラクターであり、彼女の世界観を形にしていく過程は非常に刺激的で楽しい経験でした。日本という舞台にナノがどう溶け込み、どのような新鮮な快感をもたらすのかを想像しながら演出に向き合い、満足のいく作品を目指して真摯に取り組んでくれたスタッフ・キャストの情熱にも深く感謝しています。主演の仲島有彩さんは、純粋なイメージの中に善と悪、光と影の両面を自然に宿せる俳優であり、役に深く入り込むために努力を惜しまない真摯な姿勢が非常に印象的でした。本作におけるナノの世界は、美しくも恐ろしい“欲望の地獄絵図”であり、抗えない悪魔の微笑みを映像に刻むことを強く意識しています。ぜひ、罪悪感とともに味わう快感――“ギルティ・プレジャー”を存分にお楽しみください。
脚本・監督 畑中みゆき
『転校生ナノ』の魅力のひとつは、全てepisodeの監督が話ごとに違うことにより、様々なナノが楽しめることです。その中でも“探しものは何ですか?”は、ナノが唯一、心を許す相手が登場する回です。今作は、他とは違うナノを垣間見ることができます。切なくも胸がキュンとなる可愛らしいナノをぜひお楽しみくださいませ。
そして映像の美しさにもこだわりました。
登場人物の歪さ・不完全さを表現したく、テーマカラーをティファニーブルーに設定してあります。
ナノ役の仲島有彩さんは、なんせ対応力がすごいです。劇中では仲島さん独自のフィルターを通したナノが、表現されていますので、そこは本当に楽しんで頂きたいです!
原作者 エカチャイ・ウィークロンタム
(GMM Studios International〔タイ〕 チーフ・コンテンツ・オフィサー/マネージング・ディレクター)
『Girl From Nowhere』フランチャイズをタイ国外で初めて展開し、日本という重要な市場で本作をローンチできることを大変嬉しく思います。フジテレビによる日本展開をGMM Studios Internationalのサポートのもとで実現し、本作をお届けできることを大変光栄に思います。本作は初の国際リメイクとして、卓越したビジョンを持つ監督陣のもと、新たなナノが誕生し、拡張し続ける物語のマルチバースへと加わります。これは、シリーズをグローバルIPへと成長させ、マルチプラットフォームでのトランスメディア展開を推進していくというGMM Studios Internationalの戦略の一環でもあります。