2022.5.24 Tue. Update
NEWS 03
大丸 大助
森本慎太郎さん

撮影も進んでいますが、現在の心境は?
毎日楽しく撮影しています。間宮(祥太朗)くんや神尾(楓珠)くんとは、撮影の合間によく会話をしています。間宮くんは会った瞬間に感じた通り、“カッコいいアニキ”みたいに思っています。楓珠くんは超人見知りなのですが、一緒にいるうちに話すようになり、楓珠くんから“年も近いので話しやすいです”と言ってくれるようになって。お互いの距離が、ガッと縮まった感じです。そんな仲の良さは、今後の大丸と剛、伍代の関係性に必要だと思うので、そこがしっかり映ると良いと思っています。
大丸はどのようなキャラクターと思いますか?
原作を読んだ時、僕が一番好きになったキャラクターは大丸だったんです。自分が演じるからではなく、シンプルに大丸の熱さや仲間思いなところ、ストレートな感情表現ができるところにすごく惹かれました。台本を読んでいても、大丸、剛、伍代という3人の友人関係の中でも大事なポジションにいて印象に残ります。皆さんが感じる大丸の印象は、“おバカだけど素直で愛おしい”というところではないでしょうか?  そこが一番出るように表現していきたいですね。
原作を意識する部分は大きいですか?
そうですね。原作は大丸作りの教科書ですし意識しています。ただ、せっかく実写で描いているわけですし、コピーになってしまうのもいけないので、原作通りにやりすぎずに自分らしさも少しずつ入れるようにしています。
本広(克行)監督からのアドバイスは?
大丸のダイナミックさや、真っ直ぐで熱い男感を出してほしいと言われました。シーン毎に“ここはこういうところだから”というようなアドバイスではなく、演技に対するプラスやマイナスぐらいですね。
大丸は高校生ですが、森本さんの高校時代は?
大丸は制服を着ていませんが、仲間とバカをやっている感じは、高校生のころを思い出させてくれます。僕自身は、先生と仲が良くてよく話していましたし、自分のことをよく分かってくれる友人も学年をまたいで多かったんです。全学年合同のホームルームで僕だけふざけたことやって呼び出されたことも…わりとちょけていましたね(笑)
大丸は深雪をめぐって剛とライバル関係になりますが、剛との友情も芽生えています。森本さんが大丸の立場だったら?
僕は恋心より友情を選ぶタイプですので、引くと思います。でも、大丸の自分の感情や思いを周囲に隠すことなくストレートにぶつけられるところは、うらやましいです。あの素直さは計算してできるものではなく、そのまま行動や言葉に出るんですよね。僕も好きなら好きと言うタイプですが、大丸があれだけの熱量を持って深雪の腕まで握って告白するのは…ちょっとどうなの?  と(笑)
剛はヤンキーをやめようとしていますが、森本さんがやめたいことはありますか?
買い物に行った時、同じ品物で選択肢が多いと、つい値段の高い方を買ってしまうことです(笑)。商品の知識がないから、例えばレトルトカレーだったら、高い方が良いのでは?  と思ってしまうんです。あと、アサリなら大きい方が美味いんじゃない?  とも。買った後でアサリは大きさじゃないと知るんですよ。これをやめたいです。ある程度、知識をもって買い物しなければ!(笑)
大丸が剛、伍代たちとラーメン店に集うシーンは印象的ですね?
ありがとうございます。あのシーンは仲間として一番大事というか、ケンカしたり、遊びに行ったりしている時間も大事ですが、ご飯を食べながら会話をしてお互いに思うことを話し合うシーンはキーになっていると思います。あのシーンを撮影する時は、普通に友人といるような気分にもなれるので、僕自身も居心地が良いです。ラーメン店のシーンにもぜひ注目して、楽しんでいただければうれしいです!

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