2019.09.26更新
江上敬子(ニッチェ)
9月28日(土)24時から、フジテレビ系ドラマ『背徳の夜食』が放送される。
7月に北村有起哉、橋本マナミが主演で放送され、夜食にはタブーなジャンクグルメを「食べてはいけない」という背徳感であおり、視聴者をテレビの前で悶絶させた、新たなグルメドラマの第2弾だ。
『孤独のグルメ』のプロデューサーが仕掛けたオムニバス形式のドラマは、石川恋主演「チーズタッカルビ編」、ニッチェ・江上敬子主演「激辛ラーメン編」の2本立て。
ダイエットとストレス発散の狭間で、つい激辛ラーメンに手を伸ばしてしまうシッターを演じた、江上敬子(ニッチェ)に話を聞いた。
Q.今回、ベビーシッターとして働く高島聖子役、しかもドラマ初主演だそうですね。
こんなメインでドラマをやらせていただくことが今までなかったので、嬉しかったです。でも、2日間の撮影の2日目で、自分がもうどういうキャラクターでやっていたのかわからなくなってしまって…。やっぱり役者さんって凄いと思います。
Q.しかも、聖子はイケメンシングルファーザーに言い寄られる役で!
私は今回、女性に夢を見せますよ! もしかしたら、あなたの人生にもあるかもよ、という希望を見せられたらと思いました。特にぽっちゃり系で、本当は中身を見て欲しいと思っていてもそれがなかなか叶わない方への、ある意味、メッセージです。
Q.演技的な部分で、こういうところを見て欲しいなどありますか?
恋のシーンは「リアルな感じで」と監督に言われたので、コントというよりはもっとリアルな感じで、イケメンとデブのいちゃいちゃ度が観られると思います。
Q.激辛ラーメンを爆食いされたシーンも圧巻でした。
汗をいっぱいかいて、アスリート気分というか、エクササイズの感覚で食べました。舌がどんどんしびれてくると、汗もどんどん出てくるから、逆に痩せたんじゃないかな(笑)。
Q.辛いのは得意なんですか?
昔は苦手でしたが、ストレスが溜まった時にどうしても辛いものが食べたくなった時期がありまして、そこから苦手なのに食べたいという趣味ができてしまいました。今は10段階で、6ぐらいの辛さはいけます。
Q.監督の演出のほかにも、自分で提案したり、表情を作ったりしていましたね。
それは監督が「いいやつください」って、言ってくるからですよ。それって、芸人が試されているみたいな、一番嫌なパターンのやつですよ(笑)!
Q.美味しく食べる見せ方とか、演技で気にした部分は?
このドラマは『背徳の夜食』というタイトルなので、やっぱり綺麗に静かに食べるというよりは、ストレスを爆発させて、見た目なんてどうでもいいという部分を意識しました。いつも食レポでは、気を遣って食べているので、この作品はストレス発散でしたね。いつもはこんなことをしてはいけないけど、今日はもう仕方がないよねと。
Q.食事のシーンで、「汁を飛ばしてください」とか、普通は言わないですからね。
言わないですよ。最後はシャツが汁まみれでした。なんか背徳ですよね、やってはいけないことをやってやったという。
Q.元々、江上さんは女優志望だったということで、これを機に女優業も本格的にやっていきたいですか?
どうですかねぇ(笑)。今回は、脚本も監督も独特で、自分でどんな演技をしているのか全然わからなかったですし、これがどんな風に完成されるのかはいまだに謎です。それでもこれを観ていいなと思ってくださる方がいれば嬉しいですが、自分の姿を観るのが怖いという気持ちもあります。でも、めちゃくちゃオンエアが楽しみです!
Q.ドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
激辛ラーメンを食べているシーンに、私の芸歴15年のすべてが詰まっていると思って観てください、ギリギリのところまでやりました(笑)。
シッター派遣会社の主任を務める独身女性の高島聖子(江上敬子)。その非情さゆえ、周囲から恐れられていた。「結婚は人生の墓場」と割り切り、ストレスは激辛ラーメンの「鬼食い」で解消する毎日。
そんなある日、イケメンのシングルファーザー(竹財輝之助)から息子の母親代わりになって欲しいと頼まれる。問題児の息子から「デブ」と罵倒されたことを機に、過酷なダイエットを決行。シングルファーザーにぞっこんの聖子は、息子とも打ち解け、真剣に結婚を考え出した矢先、音信不通だった妻が現れて…。
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